プロ野球キャンプスタート−県内

知事、オリ山本投手を特別表彰

　プロ野球の春季キャンプが１日から、宮崎市や日南市などで始まった。宮崎市清武では、昨季のパ・リーグ覇者オリックス・バファローズが始動。都城高出身の山本由伸投手や、延岡市北浦町・延岡工高出身の福良淳一ＧＭらが県や市から激励を受けた。

　オリックスの宮崎キャンプは８年目。河野知事、宮崎市の戸敷正市長らが、宮崎牛やブランドポークなど特産品を贈った。球団を代表し、湊通夫社長オーナー代行が「昨季は成果が出て、キャンプ地宮崎に恩返しができた。今季は連覇、日本一を目指し、実りあるキャンプに」とあいさつした。

　特産品の贈呈後は、東京五輪・日本代表のエースとして金メダルを獲得した山本投手に、県ゆかりの選手に贈る「スポーツランドみやざき特別表彰」の表彰式があった。

　河野知事が「球界ナンバーワン投手として東京五輪での活躍に県民は大きな感動と活力を与えられた」と、宮崎スギ製の表彰状とガラス工芸のトロフィーを贈った。

　山本投手は「すばらしい賞をとてもうれしく思う。また勇気や感動を与えられるよう頑張りたい」とお礼を述べた。

　有観客でのプロ野球キャンプは２年ぶりで、宮崎市で読売巨人、福岡ソフトバンク、日南市で広島東洋、埼玉西武の１軍５球団がキャンプイン。東京ヤクルトは西都市でファームが始動し、東北楽天は２３日から３月６日まで、日向市お倉ケ浜球場でファームがキャンプを行う。

　各球団、選手と観客の動線を分けるなど、新型コロナの感染対策を取っての開催。また、県内は１３日までまん延防止等重点措置の対象区域のため、県は不要不急の来県、市町村外への移動の自粛を呼び掛けている。