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河野知事「ピークアウトの兆し」

本紙掲載日:2022-02-15
1面

14日に2人が死亡−15日発表210人未満

 県は15日午前、新たな新型コロナウイルス感染者が210人未満で、14日に感染患者2人が亡くなったと発表した。詳細は15日午後、発表する。河野知事は15日午前の定例会見で「14日連続で前週の同じ曜日を下回り、ようやくピークアウトの兆しが見えつつある」と語った。

 県の発表や知事会見によると、15日の発表は前週火曜日の8日(242人)から30人以上の減少。今月2日以来、前週を下回る日が2週間続いた。県内の死者は第6波で26人、累計67人になった。

 14日時点の県内の直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は166・6人と、ピーク時(1月31日時点248人)からは大幅に減少した。

 また、特に減少傾向が緩やかだった宮崎市を含む宮崎・東諸県圏域が199・3人と、200人を下回ったことも、ピークアウトの兆しとみている。

 一方で、入院は110人程度で推移し、そのうち約7割は高齢者で、3割が酸素投与が必要な中等症の人。連日、基礎疾患がある高齢者の死亡が確認されており、知事は「感染者数そのものも高い水準で、医療現場への負荷が高い状況も続く。決して対策を緩める状況にない」と説明した。

 今後は「減少傾向を持続し、一定程度落ち着いたら、経済復興に取り組みたい」としつつ、13日までの3連休の影響も懸念。「今週の動向を注視し、見通しや状況認識は説明していきたい」と語った。

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