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新組立工場−延岡市中川原町に建設

本紙掲載日:2022-02-17
1面

旭化成メディカル

◆ウイルス除去フィルター「プラノバ」

 旭化成メディカル(本社・東京都、住吉修吾社長)は16日、延岡市中川原町にウイルス除去フィルター「プラノバ」の新組立工場を建設すると発表した。今年7〜9月の起工、2023年度中の竣工(しゅんこう)を予定している。

 プラノバは、バイオ医薬品や血漿(けっしょう)分画製剤などを製造する際の最終工程で用いられるセルロース製中空糸型フィルター。ウィルス除去用に開発された世界初のフィルターとして、1989年の発売以降、現在もなお旭化成グループの成長をけん引する主力製品の一つとなっている。

 近年は、新型コロナウイルス感染拡大対応などに後押しされ、製薬会社における新薬の開発へのニーズが高まっている。これに併せてウイルス除去フィルターの需要も急増していることから、同社は今回の新工場建設を決定した。

 延岡市内における工場新設は、2019年9月竣工のプラノバ紡糸工場(旭町)以来で、同社は「自動化やデジタルトランスフォーメーションを最大限に活用した『スマートファクトリー』を実現し、医薬品の安全かつ効率的な製造に貢献する」としている。

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