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接種券、前倒し発送へ

本紙掲載日:2022-02-18
1面

18歳以上も「6カ月」で

◆県北の自治体−3回目ワクチン

 新型コロナワクチンの追加接種(3回目接種)を加速させるため県北の自治体でも、条件となる2回目接種から間隔を一律「6カ月」に前倒して接種券を発送する動きが広がっている。

 追加接種を受けるためには当初、2回目接種から「8カ月」以上の間隔を空ける必要があったが、オミクロン株の急激な感染拡大に伴い、国は昨年12月から対象を限定しながら段階的に短縮を要請してきた。

 このうち、延岡市は12月22日付で、医療従事者や高齢者施設の入居者・従事者らを「6カ月」、今年1月からは一般高齢者を「7カ月」に前倒しして接種券を発送。従来使用しているファイザー製のワクチンに加え、モデルナ製が確保できるめどが立ち、今月には「6カ月」経過の対象者に接種券なしで可能な2回の集団接種も計画した。

 今後も十分なワクチンが供給される見通しとなったため、優先的に2回目接種を済ませた高齢者や基礎疾患のある市民だけでなく、18歳以上の対象者全員を「6カ月」に短縮。接種券は個々人が2回目接種を受けて6カ月(180日)経過した週に発送する。

 日向市もすでに、年代を問わず18歳以上で2回目接種から6カ月を経過した市民に、1週間単位で追加接種券を送付。発送スケジュールは2回目接種日と照合できるように、市のホームページに掲載している。

 県健康増進課によると、2回目接種からの間隔を短縮する市町村は、人口や医療体制によってばらつきがあるものの増えているといい、「追加接種が加速するのはありがたいことで、接種券が届いたら早めに予約していただきたい」としている。

 なお、県北市町村の追加接種ではファイザー製とモデルナ製のワクチンが使用されており、医療機関などの会場によって異なる。延岡市と日向市では予約段階で接種会場を選択できるようになっており、「どこでもいい(どちらのワクチンでもいい)ので早く接種したい」と伝えることもできるという。

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