岩佐氏が議長、副議長は森川氏

門川町議会臨時会

　門川町議会（定数１４）は２５日に開いた臨時会で、前議長の辞職などに伴う正副議長選を行い、議長に岩佐祐一氏（７０）＝国民民主党＝、副議長に森川春夫氏（６７）＝無所属＝を選出した。また、各常任委員会などの構成を決めた。任期は来年３月８日まで。

　町議会をめぐっては、前議長を含む議員４人が町長選（４月５日告示、１０日投開票）への立候補を表明し、ともに今月２１日までに辞職した。

　議長選には前副議長の岩佐氏が立候補し、単記無記名投票により、有効投票数９票のうち７票を獲得し当選した。

　続いて、岩佐氏の議長選出に伴う副議長選が、同じく単記無記名投票で行われた。有効投票数１０票のうち、森川氏と山岡節夫氏（７７）＝無所属＝が５票ずつ獲得し、くじ引きの結果、森川氏が当選した。

　岩佐氏は２０１１年２月の町議選で初当選し、現在３期目。これまでに議会広報編集特別委員会委員長などを歴任。１９年３月から副議長を務めた。議長職は初めて。

　「議会の屋台骨となる議会基本条例の制定や、議会の『見える化』などに取り組みたい」と所信表明。当選後「定数１４に対し１０人という議員数は異常事態と認識している。それぞれの能力を発揮し、町発展のため、みんなで頑張っていきたい」とあいさつした。

　森川氏は１１年２月の町議選で初当選し、現在３期目。これまでに議会活性化特別委員会委員長などを歴任。副議長職は２度目。当選後「議長とともに円滑な議会運営を心掛けたい」とあいさつした。

　同日はまた、２１年度一般会計補正予算の専決処分２件を承認した。補正額は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う飲食店への休業要請協力金など８２３８万円を追加。総額は１０４億３３７６万円となった。

　各常任委員会などの構成は次の通り（◎は委員長、○は副委員長）。

【総務財政厚生常任委員会】◎水永正継○山岡節夫、宇都宮三良、出口希俊、岩佐祐一

【産業建設文教常任委員会】◎請関義人○森誠一、中城資力、菊地稿治、森川春夫

【議会運営委員会】◎出口希俊○森誠一、宇都宮三良、請関義人、水永正継、森川春夫

【議会広報編集特別委員会】◎森川春夫○山岡節夫、宇都宮三良、菊地稿治、森誠一

【議会選出監査委員】中城資力

【県北部広域行政事務組合議会議員】森川春夫、請関義人

【日向東臼杵広域連合議会議員】岩佐祐一、水永正継、請関義人