ふるさと納税、お礼にステッカー

美しい海、文化をデザイン−門川町

◆角と円形の１５種類

　門川町はこのほど、同町への「ふるさと納税」の寄付者にお礼状として届けるステッカーを制作した。「魚の町」として知られる同町の美しい海や魅力ある地域の文化をモチーフにデザイン。３月１日から配布を開始する。同町の担当者は「車やパソコンなどに張って、門川愛をさりげなくアピールしてほしい」と話している。

　同町へのふるさと納税を知ってもらい、地域活性化につなげたいと企画した。お礼状として届けられるステッカーは縦１７センチ、横１０センチの角形で全７種類。寄付金受領証明書と一緒に、寄付者にランダムに届けられる。なお、ふるさと納税サイト「さとふる」を利用した寄付者は対象外となる。

　また角形とは別に、直径６センチの円形のステッカーも制作。全８種類あり、こちらは８種類セットで、ふるさと納税の返礼品として、同じく３月１日から取り扱われる。

　デザインを手掛けたのは、延岡市のオノコボデザイン合同会社（小野信介代表）。同社のデザイナーで、ともに同町出身である松田渉子さん（３９）と志田尚人さん（２７）が担当した。

　サバイバル気分を楽しめる無人島の乙島や、尾末神社大祭で担がれる勇壮なだんじり、枇榔（びろう）島を繁殖地とする国の天然記念物カンムリウミスズメなどのほか、同町の方言をモチーフにしたデザインもある。

　松田さんは「受け取った人に『おもしろいな』『かっこいいな』『門川感があるな』と思ってもらえたら。さまざまな世代の人に門川町に興味を持ってもらえたらうれしい」と話している。