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県産加工品を米国へ−統一ブランドで販路拡大

本紙掲載日:2022-03-04
8面
統一ブランドで米国市場に売り出される県産加工品
統一ブランドの立ち上げを発表した参加企業の代表者。右から3人目が水永水産の黒木将人経営企画室長、同5人目が宮崎ひでじビールの永野時彦代表

Yummy―ITADAKIMASU

◆水永水産、ひでじビールなど5社

 県内の食品加工企業などで組織する「宮崎の食の輸出を進める会」は、米国市場向けの統一ブランド「Yummy―ITADAKIMASU(ヤミー・イタダキマス)」を立ち上げた。ジェトロ(日本貿易振興機構)や県と連携し、販路拡大を目指す。2日、宮崎市で記者会見を開き発表した。

 同会は海外への販路拡大を目的に2019年6月に発足。水永水産(門川町)、宮崎ひでじビール(延岡市)など、県内5社の食品加工企業と事務局を務める地域商社1社が参加。会長にヤマエ食品工業(都城市)の江夏啓人専務が就いた。

 これまで、月1回の戦略会議を開き、消費者の購買力があり、健康志向高まる米国をターゲットに定めた。昨年10月に統一ブランドを立ち上げ、各社の既存商品に加えて米国市場に向けた新商品による販路開拓に挑むことを決めた。

 「Yummy―ITADAKIMASU」は、英語でおいしいを意味するヤミーと、日本語の感謝が込もった「いただきます」を組み合わせた。ブランド名などは現地法人の協力で、現地で受け入れられやすいものにした。

 統一ブランドで売り出すのは、切り干し大根パスタ、ビーガン味噌、しらす、お酢ドリンクなど7品目。各社が米国向けにパッケージをデザインした。

 日本語と英語のウェブサイトやSNSを開設。現地のバイヤーと協力し、商品のテスト販売や、詰め合わせをインフルエンサーに送付するなど活動を展開している。

 ジェトロ宮崎は、ミス・インターナショナル米国2021代表の協力を受け、7品目を活用した料理を調理し、和栗の地ビールとともに紹介する動画を作製した。

 動画ではしらすが「カルシウムたっぷり」と紹介されるほか、「ビーガン、グルテン・MSGフリー」など、現地の食事情に沿った情報が盛り込まれた。

 今年5月、シカゴで開催予定の海外見本市への合同出店や、ボストンの有力小売店での宮崎フェア開催など、全米で販売プロモーションを計画している。

 江夏会長は会見で「海外の販路拡大は中小企業1社では限界がある。県北から県南まで、それぞれ違う業種がスクラムを組み、県内各地の良さを発信できれば」と語った。

 ジェトロ宮崎によると、複数の事業者が主体となり、統一ブランドで海外市場を目指すのは、全国でも珍しい取り組みという。

 19年の本県から米国への加工食品の輸出金額は3億4千万円で、うち約1億円が5社の売り上げ。江夏会長は27年までに、会の参加業者の米国での売り上げを3倍となる3億円にすることを目標として挙げた。

 会は現在も、活動に参加する県内の食品事業者を募集している。工場がHACCP対応などの認証があること、1業種1社などの条件があり、江夏会長は「行政の協力は受けるが、自分たちの予算で取り組むことを大切にしている。活動費を応分負担し、志をともにできる事業者を募っている。気軽に問い合わせを」と語っていた。

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