日向地区４個人１団体に知事賞

県農産園芸特産物総合表彰式

　日向地区の２０２１年度県農産園芸特産物総合表彰式が２日、日向市東郷町の東臼杵南部農業改良普及センターであった。米や野菜、果樹などのコンクール、共進会で優秀な成績を収め、知事賞などを受けた日向市と美郷町の４個人、１団体をたたえた。

　総合表彰式は当初、２月に宮崎市で予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止に。表彰は県内の各支庁・振興局を通じて贈られた。

　日向地区で表彰を受けたのは、うまい米づくりコンクール早期水稲の部門で優等の農事組合法人ひまわり（日向市、黒木耕作代表理事）、同普通期水稲部門で優等の大山辰徳さん（美郷町）、花き共進会産地づくり部門で優等の末永敏幸さん（同、シキミ）、果樹共進会産地づくり部門で１等の坂本万善さん（日向市、へべす）、野菜共進会経営部門で１等の辻本浩一さん（同、きゅうり）。

　式では、東臼杵農林振興局の職員が受賞者の事業内容、受賞理由などを紹介した後、濱砂正則局長が賞状を手渡した。

　受賞者あいさつで、黒木代表理事は「これからも皆さま方の温かいご指導で組合員一同、頑張っていきたい」、大山さんは「新しいことにも取り組みながら、米の良さ、おいしさを広げていきたい」、辻本さんは「これからも勉強は続くが、地域に恩返しできるような活動にも取り組みたい」、末永さんは「シキミ部会の全会員でもらった賞。今後も部会の発展に尽力したい」、坂本さんは「へべすの振興を図り、県のブランドとして力をいれていきたい」と感謝や意気込みなどを話した。

　２１年度は、県内で個人、団体合わせて７部門４９点が知事賞を受賞。このうち、３８点は農林水産大臣賞など特別賞を受けた。