イオン延岡−フードドライブを開始

毎月第２月曜日から７日間、食料品を受け付け

　延岡市旭町のイオン延岡店（渡邉美津江店長）は「フードドライブ」をスタートさせた。初日の１４日に食品売り場の一角にボックスを設置した。フードドライブとは、家庭で余っている食料品を福祉施設や子ども食堂などに寄付する運動。イオン延岡は毎月第２月曜日から７日間、寄付を受け付ける。時間は開店から午後９時まで。

　食品売り場に設置されたコーナーには、ボックスと「フードドライブにご協力ください」と呼び掛けるポップ広告も置かれた。初日はさっそく朝から、ボックスの中に持参したお菓子を入れる人が訪れていた。

　スタートに当たってイオン延岡店のフードドライブを担当する高木則子さん（６３）は「廃棄される食材を減らすというのは、店舗としての目標です。まずはこうした活動があることを広く認知してもらい、余っている食材に気付くきっかけにしてもらえれば」と話していた。

　イオン九州は福岡県が推進する食品ロス削減計画運動に参画し、２０１９年４月から北九州の３店舗でフードドライブを開始。その後、イオンスタイルを含め、参加店舗を拡大。今月１４日からは延岡店を含む九州７県３８店舗でスタートさせた。なお、本県では延岡店はイオンスタイル宮崎店、イオン日向店に続いて３店舗目。

　受け付けるのは各家庭で消費されずに残っている未開封の加工食品。具体的には、米や缶詰、レトルト食品、インスタント食品、パスタ、そうめん、のり、お茶漬け、ふりかけ、お菓子類、しょうゆや食用油、みそなどの調味料など。

　常温保存が可能で賞味期限が１カ月以上残っている食材。アルコール（みりん、料理酒を除く）や生鮮食品は受け付けていない。