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ひなたGAP−修電舎に認証書

本紙掲載日:2022-03-17
8面
ひなたGAP認証書を受けた修電舎の(左から)植田係長、一瀬社長、三樹健太さん

農工並進−タマネギ、米など栽培

 安心安全な農業生産への取り組みを推進する県の認証制度「ひなたGAP」に適合したとして、延岡市大武町の修電社(一瀬直行社長)が14日、認証を受けた。東臼杵農林振興局で認証書の交付式があり、濱砂正則局長が一瀬社長に認証書、植田良昌係長に認証マークを伝達した。

 ひなたGAPは農業生産の安心安全、環境保全、経営改善の取り組みを推進する県独自の制度で、2017年度から始まった。農林水産省の「農業生産工程管理」の共通基盤に関するガイドラインに準拠し、国際水準のGAPへのステップアップにも活用できるように作成されている。

 一瀬社長(70)は、地元の下三輪町で両親から農地を引き継ぎ、農業を営む。現在は会社を挙げて農業に取り組んでおり、高齢化や後継者不足で担い手がいなくなった50戸から農地を預かり、集約化や基盤整備に尽力している。ライスセンター建設のほか、魚のあらを堆肥化する機械を導入するなどして循環型農業を実践。約967アールの農地でタマネギ、米、小麦などを栽培している。

 認証書を受けた一瀬社長は「両親が苦労していたのを見て、機械化や基盤整備をしたいと思ったのが始まり」と振り返り、「〃農工並進〃でやってきた中で、認証は励みになる。昔の田んぼは狭いが、集約して効率を上げ、農業を継続することを目指している。規模拡大や若手の育成など基盤整備を進め後継者をしっかり育てたい」と話していた。

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