１９日、オープン－遊び学び発信交流

本紙掲載日：2022-03-18

1面

ｗａｉｗａｉＰＬＡＹＬＡＢ（ワイワイプレイラボ））

◆４スペースから新たなカルチャーを－延岡駅西口街区ビル１階

　延岡市愛宕町のケーブルメディアワイワイは１９日、先端テクノロジーや動画エンターテインメントで遊び・学び・発信・交流の機会を提供する新施設「ｗａｉｗａｉＰＬＡＹＬＡＢ（ワイワイプレイラボ）」を同市幸町の延岡駅西口街区ビル１階にオープンする。

　同施設の広さは約４２０平方メートル。四つのスペースで構成されている。

①待ち合わせやワーク・コミュニケーションの場として利用できる多目的エリア「オープンラボ」

②動画撮影・編集用レンタルスタジオとキッチンカウンタースペースを備えた「ラボスタジオ」

③最新テクノロジーやデジタルコンテンツに触れられる「アミューズラボ」

④各種受け付けや相談窓口となる「ショールーム」－－。

　各スペースは、２００インチ大型ビジョンや３６０度撮影カメラ、インタラクティブデジタルコンテンツ「小人が住まう黒板」などさまざまな設備、機材、コンテンツを備えており、このうち全身をスキャンすることで自身のアバターを作ることができる「３Ｄスキャナー『アバタリウム』」と、超短焦点プロジェクターを使った仮想空間化映像システム「ワープスクエア」は九州初の設置という。

◆クリエイターの育成地域のにぎわいにも

　ワイワイプレイラボのコンセプトは「動画エンターテインメントＴｅｃｈｎｏｌｏｇｙ×Ｍｏｖｉｅラボスペース」。

　地域メディアとしての同社の強みである動画制作に「テクノロジー」「エンターテインメント」「エデュケーション（教育）」の要素を取り入れ、遊び・学び・発信・交流の機会を提供するオープンスペースとなっている。

　同社は、ワイワイプレイラボの開設をクリエイターの育成や継続的なシティープロモーション、地域のにぎわいにつなげたい考え。

　犬童大郎企画室長は「例えば、市民全員が自分のアバターを持つといった新たなカルチャーが創出できるのでは」「施設が多くの人のハブになることで、地域をより良くするプロジェクトの立ち上げにも寄与できると思う」と期待。まちと市民の文化活動の拠点を目指すとした上で、「まずはこの『駅まちエリア』から、そして延岡市、宮崎県全体がよりいっそうワクワクできる場所となれば」と話している。

◆１９日からオープニングイベント

　ワイワイプレイラボの営業時間は午前１０時～午後７時。休業は年末年始のみ。常駐スタッフは３～４人。スペースや機材のレンタル希望にも対応する（要予約）。

　同社は、ワイワイプレイラボのオープニングイベントとして「ｗａｉｗａｉｍｅｅｔｓＴｅｃｈｎｏｌｏｇｙ」を今月１９～２１日、「ラボ展！」を来月１６日に開催する。時間はいずれも午前１０時から。施設内設備の体験などができる。

　予約や問い合わせは同社（電話延岡２２・１５００）。