サンパークに屋外施設

遊び場、憩いの場として整備−日向市幸脇

　日向市幸脇の日向サンパーク内に、大型複合遊具などの屋外施設が完成した。コロナ禍で外出機会が制限される中、子どもたちの遊び場や観光客の憩いの場など、安全に安心して利用できる施設として整備。ウィズ・コロナ、アフターコロナ期における観光誘客の拡大、地域活性化のツールとして期待される。総事業費約１億１０００万円。整備された主な施設を紹介する。


◆大型複合施設わんぱく海の家

　既存の遊具広場の頂上付近に設置。日向灘を一望する展望台、約２０メートルのロングスライダー、回転スライダー、ワイドスライダーなどが楽しめる。そのほか、遊具近くに知力、体力、好奇心を育むという幼児用アスレチック遊具３種も設けた。


◆ユニバーサルエリア

　管理棟近くに新設。ユニバーサルデザインを取り入れ、車いす利用者や、乳幼児から高齢者まで安心して利用できる遊具などを完備した。０〜３歳の乳幼児を対象とした、見守りやすく安全に遊べる「すくすくランド」のほか、ハンモックのようなかご形の「ユニバーサルブランコ」、知育アイテム「パネル遊び」、ミニシーソーなどがある。エリアの大部分はゴムチップ舗装で、子どものけが防止、車いすやベビーカーの走行にも配慮した。

　ほかに、ストレッチ、トレーニング、クールダウンなど幅広い年齢層の人が気軽に軽運動ができる健康器具がある。


◆ドッグラン

　１９日から供用開始予定。オートキャンプ場近くに整備。敷地面積は約１２００平方メートル。小型犬専用エリア、中・大型犬用のフリーエリアがある。利用料は１日１頭３３０円、２頭目以降は２２０円。年間利用は１頭６６００円、２頭目以降は４４００円。

　利用受け付けは、同パークオートキャンプ場管理事務所で初回登録が必要。犬鑑札、狂犬病予防注射領収書、申請者の身分証明書（運転免許証など）、登録する飼い犬の写真２枚（縦３センチ×横２・５センチ、飼い犬の顔が鮮明なもの）を確認後、利用許可証を発行する。

　問い合わせは同事務所（電話日向５８・０６３６）。