駅まちエリアにぎわい創出へ−２２日、開業式

１４社が入居、延岡駅西口街区ビル−延岡市

◆憩いの場、屋上庭園あさひテラスも

　仕事と生活の拠点として整備された延岡市幸町の「延岡駅西口街区ビル」の開業式が２２日、同ビル５階ホールで行われ、関係者らが新たなまちのシンボルの完成を祝った。同ビルは鉄骨造り５階建て。敷地面積は１４９３平方メートル、延べ床面積は５８０４平方メートルで総事業費は約２３億円。着工は２０２０年１０月８日で２１年１１月３０日に完成した。２２日現在で１４社が入居してい

　式には同ビルを建設したまちづくり延岡（黒木清社長）や市の関係者、入居テナントの代表者など約２０人が出席。テープカットの後、あいさつに立った黒木社長は「当ビルでは２００人超が働く予定。延岡駅を中心とした駅まちエリアの新たなにぎわいの創出につながるのでは」。また、旭化成延岡支社の寄付によって整備された「屋上庭園あさひテラス」に触れ、市民の憩いの場となることにも期待を寄せた。読谷山洋司市長は、市が同ビル内に設置しているコワーキングスペースや、各階に入居している延岡商工会議所やＩＴ関連企業などを紹介し、「ワンストップで企業創業を支援する新しい拠点ができた。ここを拠点にさまざまなビジネスが生まれていく。デジタルの時代を先取りするという意味でも非常に大きい意義がある」と話した。

　式典後には見学会も行われ、出席者は１階のケーブルメディアワイワイ新施設「ｗａｉｗａｉＰＬＡＹＬＡＢ（ワイワイプレイラボ）」、２階の市コワーキングスペース、５階の屋上庭園あさひテラスを見て回りながら、延岡の新拠点の船出を喜んだ。