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体験して学ぶ「雨」

本紙掲載日:2022-04-02
8面
さまざまな体験コーナーで学べる「雨展」(リバーパル五ケ瀬川)
体の動きに合わせて光の雨が降ってくるCGを楽しむ子供

リバーパル五ケ瀬川で巡回展

◆国交省九州地方整備局−延岡

 雨についてさまざまな角度から体験的に学ぶことができる国土交通省九州地方整備局の巡回展「雨展」が、延岡市牧町のリバーパル五ケ瀬川で開かれている。入場無料。4日まで。

 ししおどしと同じ仕組みで一定量ずつ自動で計る「転倒ます型雨量計」の装置、雨音やカエルの鳴き声を再現できる楽器など、体験して楽しめる道具類を用意。大きさを見比べられるよう小雨や土砂降りの雨粒をつかまえて固めた小麦粉、カエルやミミズといった雨を好む生き物の説明を添えた模型など、見やすく工夫された展示コーナーが並ぶ。

 画面に映った自分の動きに合わせて光の雨が降ってくるCG(コンピューターグラフィックス)の体験コーナーは人気を集め、手を広げて雨をため込んだり、それを投げ飛ばして楽しむ子供らの姿が見られた。

 また、過去に起きた豪雨災害の記録映像、雨が降る仕組みの図解、世界各国の降水量と貯水量の比較グラフなども展示。それぞれのコーナーは、かわいらしいキャラクターのイラストが案内役として描かれている。

 雨展は大学の学生や教員、気象キャスター、デザイナーらでつくる水の巡回展ネットワークが企画・開発。1月から九州各県を巡回しながら開いている。

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