新型コロナ−県北、過去最多の１１８人

４日−県内は４４６人

　県は５日、４日に県内で４４６人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北は日向市４８人、延岡市４６人、門川町１６人、高千穂町３人、日之影町と五ケ瀬町が各１人ずつなど１１８人。県内は過去４番目の感染者数で、県北は過去最多の新規感染者数になった。

　県北がこれまで最も多かったのは１月２６日発表の１０７人。同日は県内でも最多５１１人となった日だった。県内の累計感染者は２万７６０６人。
４日時点の県内の直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数は２５８・６人で、過去最大（２４８人＝１月３１日時点）を上回り、全国１１位となった。

　県内７圏域では、日向・東臼杵が３９８・８人など３圏域で過去最大を更新。最も低い延岡・西臼杵でも１６６・１人となった。

　県北以外の市町村別は宮崎市１５３人、都城市９０人、新富町１４人、小林市１３人、西都市１０人、国富町９人、日南市と高鍋町が各８人、三股町６人、串間市４人、川南町３人、えびの市と高原町、綾町が各１人。県外は鹿児島県５人、福岡県４人、愛知県１人。

　年代別は１０歳未満８３人、１０代７９人、２０代５９人、３０代８４人、４０代７１人、５０代３６人、６０代１４人、７０代１１人、８０代６人、９０代３人。

　行政検査件数は９２５件で、医療機関の検査で判明が２９６人。既発表の接触歴ありは１９３人、県外との接点は１３人、感染経路調査中が２４０人となった。

　日向市の４８人は１０歳未満１２人、１０代６人、２０代５人、３０代５人、４０代８人、５０代３人、６０代３人、７０代３人、８０代３人。接触歴ありが２６人、調査中が２２人。

　延岡市の４６人は１０歳未満２人、１０代９人、２０代１０人、３０代９人、４０代１０人、５０代５人、９０代１人。接触歴ありが１０人で調査中は３６人。

　門川町は１６人で１０歳未満１人、１０代４人、２０代２人、３０代４人、４０代１人、５０代３人、６０代１人。接触歴あり１０人、調査中が６人。

　高千穂町は１０歳未満、４０代、６０代１人ずつでいずれも調査中。日之影町は３０代、五ケ瀬町は２０代１人で調査中。また、日向保健所管内で福岡県在住の１０歳未満、１０代、３０代の３人の感染が判明した。

　４日時点の県内の入院（２９７床）は２人増の５８人、病床使用率は１９・５％。そのうち県北は日向入郷（２９床）で１５人、延岡西臼杵（６３床）で１３人が入院。自宅療養は２３８６人、宿泊施設は宮崎市８３人、延岡市３１人、都城市３８人が療養している。入院・療養調整中は５６６人。

◆重症者が２人に

　県は５日、４日時点で県内の重症者が２人になったと公表した。重症者の確認は３月１６日以来、複数の重症者がいるのは昨年９月３０日以来となった。

◆ＢＡ・２系統の感染者は９人

　県は５日、県内で新たにオミクロン株ＢＡ・２系統の感染者９人を確認したと発表した。累計で３１人となった。

　３月１３日から２７日の感染者のうち、５３人の検体を県衛生環境研究所でゲノム解析。日向保健所２人、延岡保健所１人など、県内５管内の９人がＢＡ・２系統と分かった。

◆県内クラスターは１件

　県は５日、小林市の高齢者施設で職員３人、利用者１０人が感染するクラスターを確認したと発表した。

◆６日発表−過去最多５８０人以上
感染者１人の死亡を確認

　県は６日午前、県内の新型コロナウイルスの新たな感染者が、過去最多を更
新する５８０人以上になる見込みと発表した。また、感染患者１人の死亡を確
認した。詳細は６日午後、発表する。前週水曜日の３月３０日は３９１人。

　これまでの最多は１月２６日の５１１人だった。