新型コロナ−過去最多・感染者６１２人

延岡市７８人、日向市７７人、門川町１８人・７日

　県は８日、７日に県内で過去最多を更新する６１２人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北は延岡市７８人、日向市７７人、門川町１８人、高千穂町４人、五ケ瀬町２人、椎葉村１人など圏外からの来訪者４人を含む計１８４人と過去最多となった。県内の直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数は３１４・５人で、全国４位になった。日向・東臼杵圏域は５０９・５人と県内の圏域別過去最多を更新。延岡・西臼杵は２４６・３人となった。

　県内の累計感染者は２万９３６５人に。県北外は宮崎市２３５人、都城市８９人、国富・新富町１８人、小林市１２人、西都市１０人、日南市７人、三股町と高鍋町、川南町は各６人、えびの市と都農町が各５人、綾町４人、高原町と木城町が各２人、串間市１人。県外は大分県２人、大阪府と滋賀県、熊本県、鹿児島県が各１人。

　年代別は１０歳未満８８人、１０代１２４人、２０代１１０人、３０代９３人、４０代１０１人、５０代３７人、６０代３０人、７０代１９人、８０代７人、９０代３人。

　行政検査件数は１１２７件で、医療機関の検査で判明が４５７人。既発表の感染者との接触歴ありは２３２人、県外との接点は８人、感染経路調査中が３７２人となった。

　延岡市７８人の年代別は１０歳未満９人、１０代１２人、２０代２３人、３０代９人、４０代１１人、５０代８人、６０代４人、７０代１人、８０代１人。そのうち、調査中が６１人だった。

　日向市は７７人で１０歳未満１０人、１０代１７人、２０代９人、３０代９人、４０代１５人、５０代３人、６０代８人、７０代２人、８０代２人、９０代２人。調査中は５４人となった。

　門川町の１８人のうち調査中が１５人。年代別は１０歳未満３人、２０代３人、３０代３人、４０代５人、６０代４人。高千穂町の４人は調査中が３人で、１０代２人、４０代２人。

　五ケ瀬町は１０歳未満、３０代の２人でいずれも接触歴あり。椎葉村は１０歳未満の１人で接触歴があった。

　大分県在住の２０代、４０代、滋賀県在住の２０代、熊本県在住の２０代の４人は、日向保健所管内で確認された。４人とも調査中となっている。

　７日時点の県内の入院（２９７床）は２人増の６４人で病床使用率は２１・５％。重症者は１人増え２人。そのうち県北は日向入郷（２９床）で１４人、延岡西臼杵（６３床）で１２人が入院。自宅療養は過去最多を更新する３１５８人、宿泊施設は宮崎市１０５人、延岡市３１人、都城市２４人が療養している。入院・療養調整中は９３４人。

◆県内クラスターは８件

　県と宮崎市は８日、県内で新たに５件のクラスターを確認したと発表した。

　県北関連の発表はなく、小林市の高齢者施設（感染者６人）、日南市の事業所（１０人）。宮崎市は３件で障がい者福祉施設（１０人）、事業所（６人）、事業所（９人）だった。

◆９日発表、６１０人未満

　県は９日午前、県内の新型コロナウイルス感染者は前日よりわずかに少なく過去２番目の６１０人未満になると、発表した。詳細は９日午後、発表する。前週土曜日の２日は４４６人で、２週間連続で前週の同じ曜日から増加となる。