スーパーティーチャーに１９人

県教委が委嘱−県北から長谷、宇戸田教諭

　県教委は６日、２０２２年度スーパーティーチャーに県内の小中高校、特別支援学校の教諭ら１９人を委嘱した。県北関係では延岡市立旭小学校の長谷寛子教諭が初めて、恒富小学校の宇戸田貢教諭が２年連続で委嘱を受けた。

　県独自のスーパーティーチャー制度は、優れた教育実践力を持つ教師を委嘱し、専門的な知識や経験を生かして実践を通した指導助言を行うとともに、実践や指導技術などの普及を目的に０６年度から試行、０９年度から本格実施している。

　委嘱を受けた１９人のうち、道徳科の宇戸田教諭を含む１７人は再任、外国語活動・外国語科の長谷教諭ら２人は新任。内訳は小学校１１人、中学校５人、県立高校２人、特別支援学校１人。

　宮崎市の県防災庁舎で委嘱状交付式があり、黒木淳一郎教育長が「世の中の価値判断は早まっているが、子どもの教育には時間をかける、待つという指導も大切。子どもたちに時間をかけるとともに、時間をかけることの大切さを多くの人に伝えてほしい」と激励。

　長谷教諭は「不安だが頑張りたい。積極的に授業を公開することで、授業づくりに悩む先生方に寄り添い、共に考えながら支援・援護していきたい。常に学ぶ姿勢を忘れずに子どもたちと成長したい」。

　宇戸田教諭は「昨年度に委嘱を受け、公開授業や校内研修講師に呼んでいただいたが、自身の力不足や勉強の必要性を感じたので、今年はさらに研さんを積んでより多くの先生方の力になりたい」と抱負を述べていた。