新型コロナ−１２日・県内、過去最多の７５５人

延岡市１００人、日向市４８人など県北１９２人

　県は１３日、１２日に県内で過去最多の７５５人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北は延岡市１００人、日向市４８人、門川町２５人、高千穂町１１人、諸塚村７人で、日向保健所管内で確認された熊本県の１人を含めて計１９２人となり、県北の合計も最多を更新した。クラスターも１日の発表では最多の９件だった。累計感染者は３万２１１８人となった。

　県内の直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数は３６８・７人で、全国３位。９日連続で最多を更新した。病床使用率は２２・９％となった。

　県北以外は宮崎市３２５人、都城市８７人、小林市２３人、日南市２２人、三股町２１人、新富町１８人、西都市１５人、国富町１３人、高鍋町１１人、川南町８人、えびの市７人、串間市と都農町が各４人、綾町３人、高原町１人。

　県外は熊本県と鹿児島県が各１人。

　年代別は１０歳未満１２４人、１０代１３３人、２０代１２４人、３０代１０３人、４０代１２９人、５０代７３人、６０代２８人、７０代２８人、８０代１０人、９０代３人。

　行政検査件数は７４５件で、医療機関の検査で判明が６０７人。既発表の感染者との接触歴ありは１３８人、県外との接点ありが３人、感染経路調査中が６１４人となった。

　県北関連１９２人のうち、既発表の感染者との接触歴が分かっているのは高千穂町の４人のみで、ほかは調査中。熊本県１０歳未満の１人は、日向保健所管内で判明した。

　延岡市の年代別は１０歳未満１０人、１０代２７人、２０代１６人、３０代８人、４０代１９人、５０代１１人、６０代５人、７０代１人、８０代３人。
日向市は１０歳未満１０人、１０代８人、２０代１０人、３０代９人、４０代６人、５０代２人、６０代、７０代、８０代は１人ずつ。

　門川町は１０歳未満４人、１０代１０人、２０代４人、４０代３人、５０代３人、６０代１人。高千穂町は１０歳未満２人、１０代２人、２０代３人、７０代、８０代１人ずつ、９０代２人。

　諸塚村は１０歳未満２人、２０代、３０代、５０代１人ずつ、８０代２人だった。

　１２日時点の県内の入院（２９７床）は４人増の６８人で重症者は１人。そのうち県北は日向入郷（２９床）で９人、延岡西臼杵（６３床）で１５人が入院。自宅療養は３４１５人、宿泊施設は宮崎市９８人、延岡市３９人、都城市２５人が療養している。入院・療養調整中は１３１２人。

◆日向・東臼杵の２施設でクラスター確認

　県と宮崎市は１３日、日向・東臼杵圏域の公立学校、日向市の教育・保育施設など計９件のクラスターを確認したと発表した。

　県感染症対策室によると、公立学校は２０〜６０代の教員７人の感染を確認。居住地は日向市５人、美郷町、宮崎市１人ずつ。教育・保育施設は３０〜５０代の職員６人の感染が分かり、居住地は日向市５人、門川町１人。

　そのほかは、新富町の事業所１５人、西都・児湯圏域の県立学校１４人、都城・北諸県圏域の障害者福祉施設１９人、串間市の教育・保育施設８人。宮崎市では三つの事業所でそれぞれ、１４人、７人、５人の感染が分かった。

◆ＢＡ・２系統の２４人を確認

　県は１３日、新たにオミクロン株ＢＡ・２系統の感染患者２４人を確認したと公表した。

　１２日に県衛生環境研究所が、３月１９日から４月２日の感染者のうち抽出した５５人の検体をゲノム解析、そのうち延岡保健所管内４人、日向保健所管内３人など、７保健所の管内で同系統の感染を確認した。

◆１４日発表、６８０人以上

　県は１４日午前、県内の新型コロナウイルス感染者は６８０人以上の見込みと発表した。詳細は１４日午後、発表する。前週木曜日の７日は５６２人。１９日連続で前の週の同じ曜日を上回り、過去最多となった１３日の７５５人に次ぐ感染者となる。