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3年連続「特A」評価

本紙掲載日:2022-04-20
8面
3年連続「特A」評価を知事に報告した関係者ら(県庁)

21年産米の食味ランキング

◆東臼杵の一部や西臼杵など知事に報告

 2021年産米の食味ランキングで、本県の西北山間地区と霧島地区の「ヒノヒカリ」が3年連続「特A」に選ばれたことを受け、両地区の生産者団体の代表らがこのほど、県庁を訪れ、河野知事に評価や取り組みなどを報告した。

 同ランキングは、良質な米作りの推進と米の消費拡大に役立てるため、日本穀物検定協会が1971年産米から全国規模の代表的な産地品種の香りや味、粘りなど食味試験を行い、基準米と比較評価した結果を毎年発表している。

 本県で3年連続「特A」評価を受けた西北山間地区は東臼杵の一部や西臼杵、霧島地区は西諸県や北諸県地域で、県庁にはJA日向ひむか米振興協議会の甲斐秀徳会長、JAえびの市稲作振興会の高牟禮宏邦会長、自治体関係者らが訪問した。

 両会長がそれぞれの産地米を知事に贈呈。知事は炊きたての米を頬ばった後、「3年連続の『特A』はうれしい話題。続けることでブランド力や認知が高まる。しっかりアピールしていきたい」などとあいさつし、生産者をねぎらった。

 甲斐会長は「中山間地で連続3回の『特A』取得は大変意味がある。土作りから栽培管理などを行い、数年かけて『特A』取得に至った。これまでの農家のたゆまぬ努力と、支えていただいた関係機関の方々に感謝したい」とあいさつ。

 さらに「多くの人に認知してもらい、安心安全な米をどのように売っていくか。コロナ禍でホテル、飲食業の需要が減る中、県や役場、農協が知恵を出し合い、購買につなげる、米が食生活の主役であるような施策を希望したい」と要望した。

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