延岡駅、開業１００周年

５月１日に記念イベント

◆運転模擬体験、ウオーキングなど

　１９２２（大正１１）年５月１日に開業し、１００周年を迎えるＪＲ九州延岡駅（有村哲治駅長）は、記念日を盛り上げるさまざまなイベントを企画している。多くの市民の参加を呼び掛けている。

　同１日は列車運転シミュレーション体験、記念乗車券の発売、山下新天街や地元企業とコラボして駅周辺を巡るＪＲ九州ウオーキングなどを行う。

　午後１時１２分発の列車に合わせた出発式では、現在の場所に移転してほぼ１００年という北川小学校の児童を一日駅長に任命。読谷山洋司市長らを招き盛大に祝う。

　有村駅長（４８）は「１００周年の大きな節目に携わることができて幸せ。イベントを盛り上げて地域貢献に役立てたいと考えているので、ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛けている。



◆エンクロスでパネル展を開催中

　５月１日に先立ち、駅前複合施設エンクロスでパネル展を開催している。延岡城・内藤記念博物館（天神小路）や延岡市民から寄せられた歴代の駅舎、鉄道にまつわる思い出の写真など１０点を展示。同８日まで無料で観覧できる。

　写真を寄せた同博物館の増田豪係長（４７）は「当館が収蔵している写真を広く発信する機会を頂けてありがたい。今回のようなイベントを延岡の歴史や文化に興味を持つきっかけにしてほしい」と話していた。


◆１００周年の主なイベント

【ＪＲ九州ウォーキング】
延岡駅改札口を発着点として、山下新天街や城山公園など約６キロのコースを巡る。事前申し込み不要。受け付けは午前８時３０分〜１１時、ゴールは午後３時まで。先着２００人には特典がある。参加費無料。

【列車運転シミュレーション体験】
エンクロス待合室前で実施。鉄道運転士が訓練で使うシミュレーターの簡易版を体験できる。午前９時３０分〜午後３時予定。子ども用制服の着用体験もある。無料。

【出発式】
特急ひゅうが１１号の発車時刻（午後１時１２分）に合わせて２、３番ホームで実施予定。読谷山洋司市長ら開催関係者を招き、北川小学校の児童を一日駅長に任命する。

【記念乗車券発売】
午前１０時から、門川―延岡駅と延岡―日向長井駅の乗車券、旧駅舎や延岡にゆかりのある機関区、ＳＬなどの写真をちりばめたプレミアム台紙をセット販売する。先着千セット。税込み千円で１人５セットまで購入できる。