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ごみの種類、調査しながら

本紙掲載日:2022-05-17
8面
内容を調査しながら海岸ごみを回収する延岡東ロータリークラブの清掃活動参加者

県北のRC、海岸で清掃活動

 延岡東ロータリークラブ(延岡東RC、柳田次雄会長)は7日、延岡市の長浜海岸で、落ちているごみの種類を調査しながら回収する清掃活動に取り組んだ。国際ロータリーに加盟する世界中のRCが協調して取り組む活動の一環で、延岡、日向、門川地区の県北部グループ(7RC)もそれぞれに実施している。

 この日は延岡東RCの会員や家族ら約30人が参加。3人一組となり、2人が火ばさみでごみを拾いながら、もう1人がチェックシートに従ってその内容を確認、記入していった。

 拾ったごみは「たばこ」「飲料」「食品」「水産」など大きく10種類に分けられ、さらに「パッケージ・包装」「ペットボトル」「びん」「キャップ」「紙」「プラスチック」「発泡スチロール」といった形状や素材など計40項目に分類。小さなプラスチックなどの破片も数えた。

 調査結果は環境保全活動に取り組む一般社団法人のJEAN(ジーン)が、全国のデータとともに集計。最終的に国際ロータリーが200カ国以上にある加盟クラブの調査結果をまとめて、海洋プラスチックごみの対策などに活用することとしている。

 国際ロータリーの中で宮崎・鹿児島県をエリアとする第2730地区(68クラブ)は、2021〜22年度に「環境の保全と保護」を重点分野に置いた各種活動を計画。

 昨年9月には鹿児島大学の藤枝繁特任教授を講師とする海洋ごみに関する勉強会、宮崎大学農学部獣医学科の保田昌宏教授の講演、両者を交えたパネルディスカッションなどをオンライン開催した。

 海岸のごみ調査・回収は昨年9月12日に全世界で一斉に実施予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2730地区は延期。県北部グループは「ロータリー奉仕デー」として、昨年11月に延岡中央RCが五ケ瀬川の河川除草、4月に日向中央RCが黒田の家臣海岸(細島)の美化活動を実施した。

 今月中には延岡RCがロータリーの森(西階町)の草刈り、門川RCが向ケ浜海岸清掃、来月は日向RCが御鉾ケ浦近辺でウニ駆除による藻場再生、日向東RCが同所で海岸美化活動を計画。同グループの塩月隆久社会奉仕委員長は一連の活動を通して、「広く市民の方にロータリークラブの取り組みを知っていただければ」と話している。

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