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黄色い花、見つけたら除草を

本紙掲載日:2022-05-18
1面
延岡市内で自生する特定外来生物のオオキンケイギク

特定外来生物・オオキンケイギク

◆県自然保護推進員が訴え

 「見かけたら根っこごと引き抜いて、焼却処分してください」と話すのは、県自然保護推進員の渡邊実雄さん(72)=延岡市日の出町=。ちょうど5月のこの時期から黄色い花を咲かせる特定外来生物オオキンケイギクの除草を呼び掛けている。

 オオキンケイギクは、北米原産の多年草。繁殖力が旺盛で、一度、定着したら在来の野草の生育場所を奪ってしまうことから、2006年に環境省が特定外来生物に指定した。

 見た目はコスモスに似ているが、秋に咲くコスモスとは開花時期が異なる。また、黄色の特徴的な花弁の先端には4、5個の不規則なギザギザがある。
現在、移植するための運搬や栽培、譲渡は原則として禁止されているが、延岡市内でも自生している場所は少なくないという。

 渡邊さんは「在来種を守る意味でも、除草に協力してほしい」と啓発すると共に「せっかく抜いてもその場に放置しておくと、種が残って再び生えてきてしまう。除草したものは自宅のごみ箱に捨てるか、焼却処分までしてほしい」と話した。

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