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アユ漁解禁、久々の感触

本紙掲載日:2022-06-01
1面
夜明けと共に仲間と繰り出したという。狙い通りの釣果を上げる釣り人(1日午前、延岡市北方町蔵田付近の五ケ瀬川)
旧日之影町役場前での釣果。明け方ごろから釣り始め、午前9時までに10〜25センチ前後が15匹ほど釣れた

日之影旧役場下に大勢「大きくて姿いい」

◆五ケ瀬川水系など

 延岡市の五ケ瀬川水系と門川町の五十鈴川水系で1日、アユ漁が解禁された。この日を待ちかねた釣り客たちが、夜明けを待ってさおを出し、銀鱗(ぎんりん)躍る若アユの感触を楽しんだ。

 五ケ瀬川水系は愛好家の間では全国的に知られ、中流から下流にかけて好ポイントが点在。特に、日之影町の青雲橋下を流れる支流日之影川―本流の旧町役場下は、計約20人の釣り客が詰め掛ける人気ぶりだった。

 このうち、昨年からアユ釣りを始めたという延岡市無鹿町の会社員甲斐匠さん(40)は1時間半ほどで5匹を釣り、「日之影のアユは大きくて姿もきれい。これからも時々、釣りに訪れたい」とシーズン到来を喜んだ。

 延岡市北方町でも早朝、干支大橋下―川水流橋下で20人ほどの釣り客が見られたが、こちらは全体的に釣果が上がらず苦戦。川水流橋下流でさおを振っていた同市行縢町の飲食業宮井常之さん(52)は「新型コロナで一昨年と昨年は自粛し、3年ぶりのアユ掛けです。けさはさっぱりですが、この先も仕事がなければ何度でも来たいですね」と顔をほころばせた。

 なお、北川水系と耳川水系のアユ漁は10日、祝子川水系は15日にそれぞれ解禁される。(8面に写真特集)

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