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明るい選挙県推進協が懇話会

本紙掲載日:2022-06-02
1面
明るい選挙県推進協議会の懇話会(5月31日、県庁講堂)

投票率向上へ取り組み強化

 明るい選挙県推進協議会(会長・橘忠士元県議会事務局長、20人)の懇話会は5月31日、県庁講堂で開かれた。協議会を構成する県内の報道機関や地域団体、社会教育関係機関などから委員が出席し、今年度の事業計画案を承認した。

 橘会長は、昨年の衆院選の本県の投票率(53・66%)が全国平均に及ばなかったとし、「今年度は夏の参院選、冬の知事選、来春の統一地方選と続く。今後とも皆さんと連携し、啓発活動の推進に努めていきたい」とあいさつ。

 各選挙の本県の投票率の推移が示され、衆院選は2012年以降全国平均を下回る状況が続いていること、参院選は19年度の選挙区別で全国最下位となったこと、国政選挙の年代別投票率では若年層で低い傾向であることなどが報告された。

 今年度は投票率アップに向け、児童・生徒を対象にしたポスター・書道作品コンクールや選挙啓発動画コンテストや、若者の政治や選挙に関する意見発表「わけもんの主張」など啓発事業の開催をはじめ、研修事業などを行うことを決めた。

 明るい選挙県推進協議会東臼杵支会長の緒方忠久さんは、意見交換で「住民票を移していないため、居住地で投票できない大学生が多い。宮崎だけでなく、全国的に考え方を変えなければ若者の投票率は伸びない。選挙制度自体を時代に合わせて変える必要もあるのではないか」などと話していた。

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