トラック運転－技能・知識競う

本紙掲載日：2022-06-11

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県トラック協会県北支部の第３４回トラックドライバーコンテスト。教習コースを使って行われた実技試験（４日、東九州自動車学校）

県北支部コンテスト・３部門６人が県大会へ

　県トラック協会県北支部（和田憲明支部長）の第３４回トラックドライバーコンテストは４日、延岡市土々呂町の東九州自動車学校であり、会員事業所のドライバー１１人が出場、トラックの運転技能や車両構造に関わる専門的な知識などを競った。

　参加者は４トン車、１１トン車、トレーラーの３部門で、筆記試験（２００点満点）と実技試験（３００点満点）に挑んだ。

　このうち実技試験では、同校の教習コースを使って４トントラック３台による走行試験を実施。助手席に検定員、コースの各ポイントには指導員が立ち、障害物をよけながらの走行やＳ字のバック走行などを減点方式で審査した。また、筆記試験は法規、運転常識などについて５０問が出題された。

　実技と筆記の成績を合わせ、各部門の上位２人計６人が全国大会につながる県大会（７月、宮崎市）への出場権を獲得した。和田支部長は「安全運行を含めた輸送品質の向上は、われわれの業界で一番大切なこと。コンテストを機会に、今後もさらなる安全運行の向上に努めていただきたい」と講評した。

　各部門で１位になった河野徹さん（４６）、茂修平さん（３０）、一ノ瀬真さん（４０）は「勉強、練習の成果が発揮できて良かった」と口をそろえ、「（今回の技術を）普段の仕事の中で実践できるかどうかが大切。事故を起こさぬよう、日頃から気を付けたい」と気持ちを新たにした。

　今大会の筆記試験の最高点は１９２点、平均点は１４７点。実技試験の最高点は２８０点、平均点は２４３点だった。

各部門の上位２人は次の通り（敬称略）。

【４トン車部門】①河野徹（センコープランテック）②山下奨（センコー東九州車輌支店）

【１１トン車部門】①茂修平（センコー東九州車輌支店）②金丸秀一（八興運輸）

【トレーラー部門】①一ノ瀬真（センコー東九州車輌支店）②大宮泰（宮崎センコー運輸整備）