輪になってユーモラスに
本紙掲載日：2022-06-13
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伝統文化・ひょっとこ踊り学ぶ−日向中
地元の伝統文化「ひょっとこ踊り」を学ぼうと、日向市立日向中学校（三田明生校長、３０５人）は８日、同校体育館で実技講習を行った。講師に日向橘ひょっとこ踊り保存会（�盒彊存�会長）のメンバー４人を迎え、地域に伝わる伝統文化に理解を深めた。
ひょっとこ踊りは、同校区内の塩見永田地区を発祥とする市無形民俗文化財。講習は「地域を知る」をテーマにしたふるさと学習の一環で今回が２回目。今月初めの初回は、�盒恐馗垢�踊りの由来や歴史、他地域との関わりなどを講演した。
この日は、初めて踊るという初心者から小学校で踊っていた経験者までの１年生９６人が参加。講習は基本動作となる足の運びからスタートした。�盒恐馗垢蓮崑�は大きく上げてしっかり踏み込む」「ちょっと腰を落とすとリズムに乗りやすく踊りやすくなる」などとアドバイス。生徒は�盒恐馗垢寮睫世鯤垢�ながら基本を身に付けた。
続いて、手や顔の動きなどを加えた一連の動きに挑戦。生徒は、保存会メンバーの踊りを参考にしながら、熱心に練習を繰り返した。最後は全員で輪になり、「テンテコテン」の軽快なリズムに合わせてユーモラスな踊りを元気に踊った。
佐藤奏楽さん（１２）は「２回の講習でひょっとこ踊りを詳しく知った。今後もふるさと日向を学んでいきたい」。中村美緒さん（１２）は「小学校でも踊っていたが、この人数で踊ると迫力が違った。今年は夏祭りに参加したい」と話した。
同市の夏の風物詩「日向ひょっとこ夏祭り」は８月６日、ＪＲ日向市駅前のあくがれ広場、中心市街地で３年ぶりに開催される。希望する生徒は、祭りに参加する予定という。