グランプリ・ひむか亭りゅうさん（日向）ら
本紙掲載日：2022-06-15
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県こども落語選手権大会
◆来月３０、３１日日向市で全国大会
子ども落語家の県ナンバーワンを決める「県こども落語選手権大会」が１２日、日向市の市文化交流センター小ホールで開かれ、小学生の部のグランプリには、「酢豆腐」を披露したひむか亭りゅう＝本名・小辨野龍二＝さん（日向市・大王谷学園初等部５年）が輝いた。
来場者も審査に加わったユニークな企画で、来月３０、３１日に同市で予定されている第１２回こども落語全国大会のプレイベントとして、同大会実行委員会（黒木繁人本部長、那須久司実行委員長）が主催した。
県内で稽古に励む子ども落語家１０人が「小学生の部」と「中学生・高校生の部」に分かれて高座に上がり、落語や小ばなしを披露。大人顔負けの語り口や表情で生き生きと笑いを取った。
グランプリは審査員と来場者の投票で決定。「中学生・高校生の部」のグランプリは、「死神」を披露したひむか亭とびうお＝本名・長友悠馬＝さん（西��市・三財中学校２年）に決まった。
同大会実行委員会メンバーで、同選手権大会の責任者を務めた佐々木元啓（もとあき）さん（４８）は「コロナ禍で、子どもたちにとっては久々にたくさんの人の前で落語を披露できる機会となり、緊張もあったと思うが、楽しんでくれたのではないか」。
審査に加わった来場者約６０人の温かなまなざしに感謝しつつ、３年ぶりに来月開かれる「第１２回こども落語全国大会」に向け「全国から集まる子ども落語家たちを、この温かな日向市の雰囲気の中で迎えられるよう全力を尽くしたい」と話した。