梅雨の晴れ間に外遊び

親子で楽しくＰａＰａパーク

　延岡市内の男性保育士らでつくる延岡男星保育士団（藤原尚史団長、１２人）のＰａＰａパーク「かぜと遊ぼう！」は１２日、延岡市北方町の北方インター公園で開かれ、梅雨の晴れ間に親子約９０人が参加、外遊びを楽しんだ。

　同団は延岡での子育てを応援しようと、家族でふれあい遊びができる場を提供している。コロナ禍前までは年数回、屋内の施設で親子のふれあい遊びや劇などを提供してきたが、今回初めて感染症対策として屋外広場での大きなイベントを企画した。

　「かぜと遊ぼう」をテーマに開催。参加した親子はしゃぼん玉を飛ばしたり、風車を作ったり、歌遊びダンスをしたり、心地よい風を受けながら体をいっぱいに使った遊びを楽しんだ。

　また、家族単位で発泡スチロール製のブロックを積み重ね、その高さを競う「発泡スチロールタワー競争」もあった。子どもと保護者が協力して発泡スチロールを積み重ねるものの、完成間近で崩れてしまう家族が多く、会場は大盛り上がり。悔しがって残っていたブロックまで壊す子どもや、すねる子どももいて会場の笑いを誘った。

　家族と参加し、すべての遊びを体験したという同市桜小路の濱田春人さん（７）は「タワー競争が今の時点で１位なのがうれしい。このまま１位になれそうです」と話していた。

　藤原団長は「屋外での大きなイベントは初めてだったが、喜んでもらえてやって良かった」と感想。「親子で触れ合う場だけでなく、参加者同士がつながる場を、今後のイベントも通じて目指したい」。毎回参加してくれる父親もいることから、「今後は参加者に、企画に加わってもらえるようにしていきたい」と構想を練っていた。