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大物マグロ、解体し即売

本紙掲載日:2022-06-23
8面
多くの人たちが見守った鹿児島県産本マグロの解体作業(18日、大分県佐伯市の鮮度壱番)

佐伯海産・創業120周年記念祭−大分

 大分県佐伯市の佐伯海産は18〜20日、「さいき海の市場〇(まる)」「鮮度壱番」「道の駅やよい」の3店舗で創業120周年記念祭を行い、多くの人たちでにぎわった。

 同社は1902年、初代が海産物問屋「西田商店」として創業。現在はいりこやちりめん、塩干品など海産物の卸売業や、同市内で捕れた魚介類を中心に扱う直売所を運営している。

 初日の18日に鮮度壱番で行われた「マグロの解体即売会」はここ数年、新型コロナウイルスの影響で実施できず約2年ぶりの開催。来場した子どもが鳴らす鐘の音を合図に始まり、149・1キログラムの鹿児島県産本マグロを、スタッフのアナウンスに合わせて手際よく五つの部位に切り分けると、見守った来場者から大きな拍手が沸き起こった。

 その後、赤身や中トロ、大トロに切り分けられた部位の即売会もあり、格安で本マグロを購入できる絶好の機会とあって長い列ができていた。

 同社三代目の西田善彦代表取締役は「祖父の代から、よくここまで続けてこられたと思う。これからも皆さんにおいしいものを楽しんでもらえるように頑張っていきたい」と話し、「佐伯市に遊びに来た際は、ぜひお店に立ち寄って」と宮崎県北地域からの利用も心待ちにしている様子だった。

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