園児と道場でレクリエーション

旭化成柔道部がキッズプロジェクト

　園児に柔道に触れてもらおうと、旭化成柔道部（吉田優也監督）の第１回ＡＫＪＴキッズプロジェクトが２２日、延岡市共栄町の旭化成柔道場であり、王子谷剛志主将ら７人が、市内の園児と一緒にレクリエーションを楽しんだ。

　ＡＫＪＴは旭化成柔道チームの略。安全な道場で遊んでもらおうと初めて開催した。また、礼儀を自然と学び、柔道に触れることで興味を持ってもらおうというのも狙い。

　初回に招いたのは伊達保育園の年長、年中の園児ら。柔道部の王子谷主将（１００キロ超級）、石内裕貴副主将（１００キロ級）、尾原琢仁選手（１００キロ超級）、川田修平選手（同）、正木聖悟選手（８１キロ級）が園児約４０人と一緒に交流した。

　正座、あいさつで始まり、王子谷主将や正木選手らが大外刈り、内股、背負い投げを披露したり、園児が選手に大外刈りを掛けたりと柔道を体験した後、部員と押し相撲なども楽しんだ。

　王子谷主将は「自分たちが培ってきたことを通して子どもに楽しんでもらいたかった。こういう経験を将来に生かしていってほしい。こちらもリフレッシュできて元気をもらえた」と感想。

　同保育園の本田莉愛さん（５歳、年長）は「押し相撲が楽しかった。柔道の人は面白くて優しくて大きかった。また遊びたい」、同保育園の岩田喜子副園長は「近くて遠い存在だったけど、子どもたちと遊んでいる姿を見ると身近に感じられて応援しやすくなった」と話した。

　同部は今年度、市内の保育所や認定こども園、幼稚園を対象に交流会を４回開催する予定。