９月１０日、まつりのべおか

３年ぶり−時期をずらして開催

◆榎本さんが２度目の実行委員長

　「まつりのべおか」の実行委員長引き継ぎ式が２９日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡で行われ、第４５回実行委員長となった榎本雄介さん（４７）＝大貫診療所院長＝に歴代の実行委員長名が入った法被が引き継がれた。３年ぶりの祭りは、例年より時期をずらして９月１０日に開催される。

　引き継ぎ式は、同所で開催された延岡商工会議所通常議員総会後に行われた。祭りは昨年、一昨年と中止されたが、次年に向けた希望になればと昨年末に市内１０カ所で花火が打ち上げられた。

　中止の２年間、第４４実行委員長だった甲斐公三さんは、「まつりのべおかを何とか次につなげたいという思いで、（花火大会を）全員でやらせていただくことができ、きょうを迎えることができた」と感謝した。

　榎本さんは２０１７年、盆踊りの人数の多さでギネス世界記録に挑戦し、更新（当時）した時の実行委員長。「コロナ禍で街の中からにぎわいも、ざわめきも、喜びも笑顔も失われた。今こそ祭りの力で、延岡の街に元気と勇気を届けたい」と２度目の実行委員長を引き受けた。

　第４５回まつりのべおかは、みこし、ばんば総踊り、太鼓ステージ、花火打ち上げを予定。場所の詳細は現在調整している。新ばんば踊りの振り付けが決められ、村田英雄さんがレコーディングして今年が６０周年の記念の年といい、「還暦を祝い、市民全員で総踊りができるような、そんな祭りをつくり上げたいと思う」と意気込んだ。