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8月4日「橋の日」−延岡発祥の水辺イベント

本紙掲載日:2022-07-01
1面
第37回延岡「橋の日」実行委員会の第1回準備会

実行委が初準備会−安賀多橋周辺で計画

 8月4日は橋の日。橋への感謝を示す延岡発祥の水辺イベント第37回延岡「橋の日」(野中玄雄代表)が同日、安賀多橋を中心に行われる。実行委員会(塩月隆久委員長)は6月28日、同市東本小路の市中小企業振興センターで第1回準備会を開き、日程や内容を確認した。会場となる安賀多橋とその周辺河川敷で清掃、慰霊、平和法要、合唱、ウオーキングなどを予定している。

 第37回のテーマは「守ろう!〃水郷延岡〃豊かな自然」。

 昨年同様にSDGs推進、地球環境保全活動の一環とし、国土交通省延岡河川国道事務所や県延岡土木事務所、延岡観光協会、延岡華道連盟、延岡市など官民各団体が参加する。

 当日は午前5時50分から橋の歩道や欄干、周辺堤防、河川敷を清掃し、橋上でラジオ体操。同6時30分から式典。慰霊と平和の祈り、延岡少年少女合唱団による合唱、宮崎競翔連合会による放鳩(ほうきゅう)、橋上でのウオーキングと水辺ウオッチングを行い、同7時30分ごろ解散する。

 橋の日は、延岡市出身の湯浅利彦さん(80)=宮崎市=が橋への感謝と河川の浄化、水郷延岡の発展を願って1985年に提唱。今山大師住職の野中代表ら地元有志が協力して86年8月、全国に先駆けて延岡市で実施した。

 湯浅さんはその後も全国で啓発に努め、94年には日本記念日協会が8月4日を「橋の日」に認定。日本橋(東京)、戎橋(大阪)、明石海峡大橋(兵庫)など各地の名橋からも賛同を得ながら、2015年に全国47都道府県でのイベント開催を達成し、現在も活動の輪を広げ続けている。

 野中代表は「水郷延岡の豊かな自然に心を注ぐ素晴らしい機会。当日は多くの市民の皆さまに参加いただければ」。湯浅さんは「土木学会でも活動が取り上げられるなど、高く評価していただいている。感謝の気持ちを忘れず、着実に歩を進めていきたい」と話した。

 第2回準備会は15日、大貫町のかわまち交流館で予定している。

 なお、新型コロナウイルス感染拡大の影響で20年の第35回橋の日は、実行委による献花、法要のみの縮小開催とした。21年の第36回は感染防止対策を徹底した上で、ほぼ例年通りに清掃や式典などを執り行った。

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