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のべおか七夕まつり−いよいよ、2日開幕

本紙掲載日:2022-07-01
8面

10日まで、山下新天街

◆3年ぶり、夏彩る――

 延岡の夏を彩る「第65回のべおか七夕まつり」が、2日から延岡市山下町の山下新天街アーケードを中心に始まる。新型コロナウイルスの影響で一昨年、昨年は中止となったため、3年ぶりの開催となる。10日まで。主催は山下新天街商店街振興組合(石川時博理事長)。

◇2日はコンサートやペットボトル灯籠

 テーマは「3年目の出逢(あ)い」。期間中は、約330メートルのアーケードに色鮮やかな吹き流しや市内の幼稚園・保育園の園児や福祉施設の利用者らが手作りした七夕飾りを展示するほか、初日の2日と翌3日は多彩なイベントで、まつりに花を添える。

 2日は、昼から特設テントで地元在住のミュージシャンによる「七夕コンサート」でオープニング。「ミナ&マサト」「メール・ブルーサクソフォンアンサンブル」「オン・ザ・エッジ」などが出演する。

 夕方からは今山参道にペットボトル灯籠を設置。幻想的な光で石階段を照らし出す。

 また、2、3の両日は、のびっこ広場駐車場特設会場に空揚げ・うどん、イチゴ園、イタリア料理のキッチンカーが来場するほか、大道芸もある。

 石川理事長は「たくさんの方に来ていただき、楽しんでもらえるよう準備している。ぜひ成功させて、コロナ禍で失われた街の活気を取り戻したい」と話している。


◇祇園町銀天街で協賛イベントも

 隣接する祇園町銀天街では2日午後6時から、協賛イベントを実施する。宮崎太陽銀行前を会場に、福引やスーパーサイコロ、輪投げなどのゲームコーナーを設置。1回100円で、自転車など豪華景品が当たる。


■のべおか七夕まつり

 1956年、全蓋式アーケード完成を記念してスタート。延岡の夏を盛り上げる中心街のイベントとして、広く市民に親しまれ、中心市街地を盛り上げてきた。2019年まで毎年開催されてきたが、一昨年、昨年はコロナ禍で中止。3年ぶりに復活する。


◆エンクロスが出張イベント

 延岡市駅前複合施設エンクロス(延岡市幸町、後藤真館長)は2、3の2日間、山下新天街内のちゃんこ松恵前の店舗に〃出張〃し、ワークショップを開催する。「子どもたちが商店街に来るきっかけになれば」と意気込んでいる。

 これまでも「駅まち全体の盛り上げを」と、同所で毎月開催されている「お他力祭」に合わせ、エンクロス館内で子ども向けワークショップを提供してきた。今回、関係者から場所の提供があり、会場を特設して実施する。2日は午前11時から「恐竜ずき集まれ!トレジャーハンター化石発掘体験」。先着40人。段ボール迷路を発掘に使うアイテムを探しながら進み、ゴール後に恐竜時代の化石を発掘する。化石は持ち帰ることができ、実費の800円が必要。

 3日は午前11時から「あそんでまなぶワークショップ〜アトモンで化学の世界を楽しもう編〜」。化学の世界や、数学、歴史などを扱ったカードゲームを用意。自由に楽しむ。参加無料。

 「子どもたちが安心して遊べる場を用意する。みんなで、そして親子で楽しむ時間にしてもらえれば」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせは、エンクロス(電話延岡20・3900)。


◆七夕飾り設置作業をお手伝い−岡富中学校1〜3年生
久しぶりのまつり「盛り上げたい」

 山下新天街が校区内にある延岡市立岡富中学校(三樹浩二校長)は30日、ボランティアとして手を挙げた1〜3年生約30人が参加し、のべおか七夕まつり会場で七夕飾りの設置作業を手伝った。

 地元について知ることや地域愛を育むことなどを目的に、今年度から山下新天街内での活動を模索していたところ、3年ぶりにまつりが復活することを知り、ボランティアを申し出たという。

 この日は、まつりを主催する山下新天街商店街振興組合の組合員や教職員らの指示を受けながら活動。少人数では運べないほどの大きな作品もあり、元気な〃助っ人〃の存在が喜ばれた。

 3年の福田彩羽さん(15)は「3年ぶりのまつりというのもあるし、小学生の時からの通学路で身近な場所。ボランティアとして盛り上げていきたいと思い参加した。七夕飾りにはいろんな願いが込められていた。子どもからお年寄りまで、見て元気になってほしい」。同じく渡辺海人さん(15)は「久しぶりのまつりでうれしい。みんなで協力できて良かった。いろんな人が盛り上がり、楽しい祭りになれば」と話した。

 1日からまつり最終日の10日までの放課後や休日は、数人態勢でオレンジ色のビブスを着用し、飾りの点検や会場のごみ拾いを行うという。

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