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宮崎レモンケーキが審査員賞

本紙掲載日:2022-07-09
8面
宮崎レモンケーキを持ってほほ笑む菓子工房そらいろの圖師さん
みやざきフードアワード2022で審査員賞を受賞した「宮崎レモンケーキ」

みやざきフードアワード2022

 県内の優れた食材を使って開発された新商品を審査、表彰する「みやざきフードアワード2022」で、高千穂町三田井の菓子工房そらいろ(田尻志保代表)が出品した「宮崎レモンケーキ」が審査員賞を受賞した。広報担当の圖師康佑さん(35)は「素直にうれしい。味には自信があったので、評価してもらえて良かった」と喜んでいる。

 同アワードは、県の人材育成プログラム「ひなたMBA」の一環として毎年開催。年度内に開発・改良された新商品をバイヤーが審査し、販路開拓につなげることでフードビジネスのさらなる振興を目的としている。

 今回は、県内70事業者から93商品の応募があり、書類審査を経て29商品が1次審査を通過。最終審査会は3月に宮崎市のニューウェルシティ宮崎で行われ、コンセプト、味、価格などを総合的に評価。最優秀賞に菓te―ri(椎葉村)の「宮崎フルーツバター3種詰め合わせ」が選ばれたほか、宮崎レモンケーキほか11品が審査員賞を受賞した。

 宮崎レモンケーキは、爽やかな酸味や苦み、香りなど、レモンらしさを追求した洋菓子。食品添加物は一切使っておらず、レモンは日之影町産、卵は県産、小麦粉、バターは九州産と素材にもこだわった。

 混ぜる時間や回数など、10カ月以上も研究を重ねて完成した口溶けの良いなめらかな生地に、生のレモン果汁と砂糖を配合したアイシング(砂糖衣)を施し、レモンピールを上品に添えた優しい甘さに仕上がっている。

 定価は1個270円、4個入り1200円、6個入り1800円、10個入り2900円(箱代含む、いずれも税込み)。10個入りの箱は、平和祈念公園(広島県)に寄贈された千羽鶴を再活用したバリットボックスにもなっている。

 圖師さんは「社名(そら彩〈いろ〉)の通り、日常を少し『彩る』レモンケーキが出来上がった。自分へのご褒美や贈答用として多くの方に食べていただき、あしたを生きる活力につなげてほしい」と話した。

 菓子工房そらいろは、県高千穂保健所そば。営業時間は午前8時〜午後5時。木曜定休。問い合わせは(電話080・9243・9606)。

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