地域の憩いの場が完成

岡富第２街区公園−岡富町区が式典

　延岡市岡富町で９日、岡富古川土地区画整理事業で整備された岡富第２街区公園の落成式があった。１３０人以上が参加。地域の憩いの場の完成を、地域の人らが祝った。

　落成式は、事故がない、事故を起こさない公園になることを願い、岡富町区（中川勝博区長）が主催。同市都市建設部の職員や工事施工者らが来賓として出席した。

　中川区長はあいさつで、「私の目標である『人が集い、笑顔が広がるまちづくり』の場所を提供していただいた」と感謝。「本日から区民のふれあいの場、憩いの場、コミュニティーの場、あってはいけないが大規模災害時の避難場所などとして大いに活用させていただく」と話した。

　続いて安全祈願祭が行われ、神職が祝詞を奏上。玉串奉てんでは子どもたちも小さな手を合わせて祈り、その後、神前に供えた酒や米、塩を芝生にまいて、清めた。

　祝賀セレモニーとして、延岡フィルハーモニー管弦楽団によるミニコンサートもあった。３人のメンバーが、となりのトトロより「さんぽ」、また、「涙そうそう」「夏の思い出」など、幅広い世代に親しまれている曲をアンサンブルで奏で、出席者は体を揺らしたり、手拍子をしたりしながら音色を楽しんだ。

　公園はドラックストアモリ延岡岡富店の西側に位置し、公園の面積は約２４００平方メートル。芝生広場、遊具広場などがある。同区では、土地開発によって若い世代が増え、小学生だけで９０人以上いるという。落成式後には早速、たくさんの子どもたちが遊ぶ姿が見られた。

　同整理事業では、法律に従い、延岡市が岡富町に２カ所、古川町に２カ所の公園を整備する計画で、古川令和街区公園は５月から利用がスタートした。残る各１カ所ずつの公園は、来年度中の完成を目指すという。