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牧水の母校、延岡高校で講演

本紙掲載日:2022-07-21
1面
大口さん(左)の進行で幼少期や作品への思いなどを語った黒瀬さん
黒瀬珂瀾さんの講演に聞き入る延岡高校生

牧水賞の黒瀬珂瀾さん

◆生徒−短歌の奥深さが分かった

 「第26回若山牧水賞」を受賞した黒瀬珂瀾さん(44)=富山市在住=が20日、県立延岡高校(澁谷好一校長、712人)を訪れ、全校生徒を前に、短歌を始めたきっかけや受賞作品を詠んだ時の思いを語った。

 黒瀬さんは、歌人の大口玲子さんの進行で宮崎の印象や子どもの頃について紹介。短歌との出合いは、「小学校の授業で俳句を知りかっこいいなと思ったが、俳句が短く感じるようになった時、近所のお姉さんが見せてくれた高校か中学の教科書で『長いバージョンある』と思った」。

 ところが地域の図書館にあったのは亡くなった歌人の本ばかり。「だから僕は過去の滅んだ文化だと思った。誰もやっていないものを一人黙々とすることにかっこよさを感じた」と振り返った。

 受賞した歌集「ひかりの針がうたふ」の中から3首紹介する場面では、現在11歳になった娘の幼少期に触れながら、歌に込めた思いを披露。動物も人間も赤ちゃんと密接な関係なのは母親で、父親として感じた寂しさ、「男女関係なく育てられる」という強い思い、少しずつ言葉を習得していくわが子へのいとおしさなどを話した。

 また、同校の2、3年生が詠んだ短歌から、黒瀬さんが選んだ9首も紹介。このうち尾崎優奈さん(2年)の「追い風に少しの期待と焦りのせ今日もこぐこぐこのペダルこぐ」は、「1回聞いたら忘れられない。遅刻しそうなのか。焦りながらも何とか追い風に期待しながら、こいでいる姿がリズミカル」と褒めた。

 生徒からの「牧水の尊敬できる点は」という質問には「自分の力で雑誌『創作』を出した。他の雑誌には載せられないようなものも、いいと思ったら載せていて、社会に対して大勢の人に影響を与えた」と答えた。

 2年の白川悠太郎さんは「短歌を聞いて、ワクワクドキドキなどいろいろな感じを味わうことができ、短歌の奥深さを知ることができた。牧水の出身校として短歌に興味を持ち、伝統として短歌を詠み続けていきたい」とお礼を述べた。

 黒瀬さんは「自分の趣味とか世界とか自分の空間、時間をつくることで、人と出会ったり、社会とつながったりできると思うし、自分が一人じゃないと気付けると思う。いろんなことに興味を持って」とエール。

 3年の池田百合奈さんは「子どもの時から短歌を追求し、受賞につながったと聞き、勇気をもらった。私も好きなことを追求したい」と話した。

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