電気商品・サービスを紹介

九電グループが展示会−延岡

　九州電力グループなどによる「でんきの展示会」はこのほど、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センターであり、グループ企業らがそれぞれ商品やサービスを紹介した。主催は九州電力延岡営業所（中村公彦所長）と日向営業所（藤本正晴所長）。

　展示会は延岡初開催。九州電力グループと九南グループから９社が参加し、市内外から訪れた来場者にエネルギーコストを抑制する設備などを案内した。

　九州電力はオール電化体験や営業力強化セミナーを開いたほか、ドローンを活用した空撮サービスなどを紹介。九電テクノシステムズはＥＶ（電気自動車）充電システム、誠新産業はエアコン効率を上げるガラスフィルム、キューヘンは給湯機器、ＱＴｎｅｔ宮崎支店はプロバイダーサービス「ＢＢＩＱ」、九電産業は非常食・備蓄用保存水などをそれぞれ展示。九南、宮崎日産自動車、日産サティオ宮崎の屋外ブースには、ＥＶの「リーフ」「アリア」「サクラ」も並び、訪れた人たちは興味深そうに説明を聞いていた。

　この日はまた、経済評論家の岸博幸氏によるカーボンニュートラル実現をテーマにした経営者向け講演会も開かれたほか、ＧＨＧ（温室効果ガス）削減貢献量で排出量を上回る「カーボンマイナス」の早期実現を目指す九州電力の取り組み、地球温暖化や二酸化炭素削減などについての解説コーナーも設けられた。

　中村、藤本両所長は「今後も社会価値と経済価値を創出するサステナビリティ経営を一層推進していく。今回の展示会、講演会が県北の持続的な発展につながれば幸い」と話した。