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西臼杵勢、大活躍

本紙掲載日:2022-08-03
1面
6区種牛の部で県代表に選ばれた西臼杵の出品者ら
全共鹿児島大会の県代表牛を決める検査会

全共県代表決定検査会−6日にも開催

◆6区に郡内の種牛4頭−7区、高千穂町の佐藤さん

 第12回全国和牛能力共進会(全共)の県代表牛を決める検査会は2日、小林市の小林地域家畜市場であり、6区(総合評価群)種牛の部で西臼杵の4頭が、7区(脂肪の質評価群)で高千穂町、佐藤孝輔さん(41)の尚栄1頭が10月6日開幕の全共鹿児島大会出場を決めた。検査会は6日にも小林市で開催され、2〜5区と(特別区)の県代表牛が決まる。(3面に関連記事)

 2日の検査会は、見た目を競う「種牛の部」のうち種牛、産肉能力を総合評価する6区、肉質を見る「肉牛の部」のうち、脂肪の質を競う7区と単品の肉質を争う8区の審査が行われ、県内7支所から64頭が出場した。

 審査の結果、6区種牛の代表には西臼杵の興梠大志さん(47)=五ケ瀬町=の「ひむか2」▽馬崎太志さん(28)=高千穂町=の「こころ」▽田辺貴紀さん(44)=同=の「たけまん」▽興梠友成さん(23)=同=の「さくら2」▽同区肉牛の部に西諸県の3頭−が選ばれた。

 7区は佐藤さんの尚栄のほか、西諸県の2頭、8区は南那珂の1頭が代表を獲得した。

 JA高千穂によると、西臼杵が6区で全共に出場するのは初。7区については過去にJA高千穂が出場しているものの、同町の肥育農家が選ばれたのは今回が初めてだという。

 閉会式では、西臼杵の出品者らに感謝状が贈られた。河野知事は関係者全員の尽力と結束に敬意を表し、「ここがゴールではない。厳しい戦いになると思うが、日本一の準備と努力をして栄冠を勝ち取りたい」と話した。

 代表となった西臼杵の興梠大志さんは「素直にうれしい。日本一を取れるよう頑張りたい」と抱負。7区代表の佐藤さんは「農協職員や畜産農家の方、家族のおかげ」と感謝を述べた。

 5年に1度開催される全国和牛能力共進会は〃和牛のオリンピック〃と呼ばれ、県勢は4大会連続の内閣総理大臣賞受賞を目指す。

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