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日向市にワクチンバス

本紙掲載日:2022-08-03
1面
ワクチンバスの車内で5〜11歳の子どもが保護者に見守られながらワクチン接種を受けた
県内4カ所を回り、子どものワクチン接種を推進するワクチンバス

5〜11歳に接種推進−県が運用


 県は7月29日から、5〜11歳の子どもを対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種を行うワクチンバスの運用を始めた。都城、日向、日南、西都の順で回り、子どものワクチン接種を促進する。

 ワクチンバスは、夏休み中に接種機会が少ない地域へ派遣し、子どものワクチン接種機会を確保することが目的。同日の都城から今月6日の西都まで4カ所を回り、1回目のワクチン接種を行う。2回目の接種は今月19日から順に実施する。

 このうち、2番目の実施となった日向会場は7月30日、同市本町の市民健康管理センターで開かれた。日向、延岡、門川のほか、遠くは高鍋、高千穂など9市町村から予約した51人の子どもが次々と保護者に付き添われて来場。子どもらは受け付けを済ませた後、1組ずつ車内へ案内された。車内では小児科医の問診などがあり、子どもたちは保護者に見守られながらワクチン接種を受けた。

 5歳の長女が接種を受けたという門川町の母親は「接種のタイミングを逃していたので、ちょうど良かった。これで家族全員が接種を受けたので安心しました」と話した。

 県によると、7月31日時点で、県内の5〜11歳のワクチン接種率は、1回目は21・23%、2回目は19・68%。県は「子どもの感染が広がり、家庭内感染も増加している。感染拡大防止のためにも、ワクチン接種のメリット、デメリットを考慮し、接種の検討をしてほしい」としている。

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