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乾しいたけ、どう使う?

本紙掲載日:2022-08-08
8面
巻きずしの作り方のポイントを教える上村さん(右)とサポートする岡田さん

すし職人上村さん(日向出身)に学ぶ

◆宮崎市で料理教室

 美郷町北郷の岡田商店(岡田栄一社長)による乾(ほし)しいたけ料理教室はこのほど、宮崎市で開かれ、同市のすし店「ひとつ」大将の上村亮介さん(36)を講師に、参加者約15人が乾しいたけを使った巻きずしなどの作り方を教わった。

 料理教室は「乾しいたけの使い方が分からない」という悩みを解決し、若い世代へ普及させることなどを目的に2017年から年に1回開催している。今回はコロナ禍で3年ぶりに実施した。

 上村さんは日向市出身。高校卒業後、大阪府のすし店で10年修業して帰郷。宮崎市の老舗で7年間経験を積み、今年1月に「ひとつ」をオープン。同店は約3カ月で飲食店の評価サイト2位を獲得したという。

 教室で上村さんは「冷めたご飯には酢がなじまないので、炊きたてを使った方が良い」「キュウリは傷みやすいので、種の部分を取るように」などとお手本を見せながら、巻きずしなどを作る際のポイントを解説した。

 だしソムリエ講師で同商店常務取締役の岡田光さん(39)は、上村さんをサポートしながら乾しいたけに関する知識を紹介。「冷たい水で24時間以上戻し、調理することでうま味成分が約10倍増える」などと伝えた。

 参加者は、プロの料理人の発言や手さばきをスマートフォンで撮影。実演を見終わった後は、四つのグループ別に役割分担して具材を準備し、岡田さんや上村さんにアドバイスをもらいながら、巻きずしなどを作った。

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