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学生たまご料理コンテスト

本紙掲載日:2022-08-12
8面
最優秀賞を受賞した延岡学園調理科2年の村上さん(左)と井本さん

井本さん、村上さん(延岡学園)最優秀賞

◆県内5校から67品の応募

 県養鶏農業協同組合青年部(今村彰亨会長)主催の第6回学生たまご料理コンテストが9日、宮崎市で行われ、延岡学園調理科2年の井本尊雅さん(16)と村上大輝さん(17)チームが、最優秀賞に輝いた。

 コンテストは県養鶏協会共催。血中コレステロール値が高まるという誤認識を解消して卵に関する正しい知識を普及させたり、新たな調理方法を開発したりして消費拡大を図るために開かれている。

 会場には、県内5校から応募のあった67品のうち、先月4日のレシピ審査会を通過した個人を含む9チームが集結。県北からは同学園から2チーム、富島高校から4チームが参加した。

 参加者は、1人前当たり卵2個以上使用する▽卵黄も卵白も使う▽卵代を除いて1人前千円以内で作る▽県産食材を1品以上取り入れる―などの条件の下、オリジナル料理4人前を下準備含めて60分以内で仕上げた。

 井本さんと村上さんは、イタリアコース料理の前菜「ブルスケッタ」にトマトと卵黄チーズソースを添えた料理を調理。チーズソースが適度に広がるよう、卵黄を分けて入れてソースの温度を下げるなどの工夫を凝らした。

 審査は味や見た目、創作性など7項目で行われた。2人の料理は審査員から「卵の特性を生かしたソースであり、卵料理へのチャレンジを感じた。卵の普及にも役立つ」などと評された。

 井本さんは「うれしいが、盛り付けがうまくできなかったので技術を高めたい」、村上さんは「初めてのコンテストで不安だったが、努力が実ってうれしい。今後もいろんなアレンジ料理を考えていきたい」と話した。

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