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人権の大切さ考える

本紙掲載日:2022-08-12
8面
延岡総合文化センターで開かれたふれあい映画祭
大ホール入り口前で来場者を出迎える「人KENまもる君」と「人KENあゆみちゃん」

映画上映や講話通して啓発

 子どもと大人が一緒に映画を見ることで、人権の大切さについて考えるきっかけをつくってもらおうと、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センター大ホールで10日、ふれあい映画祭が行われた。主催は同市人権啓発推進協議会。

 大ホール入り口前では、人権イメージキャラクターの「人KENまもる君」と「人KENあゆみちゃん」が出迎え、来場者は手を振ったり、一緒に写真を撮ったりして楽しんだ。

 映画は、非暴力の立場で村人と鬼に〃話し合い〃を勧める桃太郎が登場する「鬼退治したくない桃太郎」と、大人気キャラクターの「すみっコ」たちが夢について考える「すみっコぐらし青い月夜のまほうのコ」の2本を上映した。

 1本目と2本目の間に、同市の人権擁護委員が人権に関する講話を行った。同委員の仕事内容を簡単に紹介。いじめを受けた時の相談相手になること、SOSミニレターを読んで返事を出すこと、心の勉強の手伝いをすることなどを説明し、実際にクイズ形式で心の勉強を行った。

 子どもたちは「おもいやり」「ありがとう」「いじめ」「差別」などの言葉が良いか悪いか判断し、良いと思ったらマル、悪いと思ったらバツを作って答えた。

 クイズの中で出てきた平等と協力という言葉について同委員は「困った時は分け隔てなく助け合って仲良くするという意味」と補足。また、あいさつは元気に大きな声と笑顔で言おうと伝えた。

 大久保柚奈さん(南小3年)は「映画を見ることができて良かった。学校の先生がけんかした時は話し合いなさいと言っていたが、桃太郎も一緒のことを言っていたので、やっぱり話し合いをした方がいいと思った」と話した。

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