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LL サイズ
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(ラミネート加工は300円追加) |
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県と市の無形民俗文化財−津波を引かせたシラサギが由来
◆子どもたちも稽古の成果を披露
延岡市伊形地区に400年以上前から続く伝統芸能で、県と市の無形民俗文化財に登録されている「伊形花笠(がさ)踊り」が15日夕、同市の石田公民館で奉納され、地域住民らが伝統的な舞の奉納を見守った。
踊りは、津波が押し寄せ7日7晩にわたり引かなかった波が、村人が避難していた小高い丘にあった山王神社(現・石田町の日枝神社)に現れた7羽のシラサギの舞によって収まったことが由来とされる。以降、農村、農耕の無事を祈って毎年8月15日に開く「龍神祭」に合わせ、踊りの発祥の地とされる日枝神社で奉納するのが恒例だったが、直前の大雨の影響で、今年も同所に変更した。
花笠をかぶり、白い着物と青のはかまでシラサギに扮(ふん)した同踊り保存会(重黒木實行会長)の男性7人は、伝統的な音頭と太鼓に合わせ、全3番を舞った。
続いて伊形中央公民館で夏休みに稽古をした子どもたちが舞を披露。保存会は継承を目的に20年ほど前から、伊形小6年生から希望者を募って教えている。
今年は男女10人が希望したが、コロナの影響などもあり舞台に立てたのは5人。残る2人は同じく6年生の時に習って以降、毎年通って後輩に指導を続けている本部功樹さん(15)、志さん(14)きょうだいが助っ人として舞台に立った。
子どもたちは約15分に及ぶ全3番を、動きをそろえて踊りきった。中原光靖さん(11)は「兄がやっていて楽しそうだったから参加した。練習の努力が実った」と笑顔。「何年も踊りが続けばいい。大人になっても舞いたい」と力強く話した。
中学2年の志さんは今回が初舞台。2年前は稽古が始まった直後に感染拡大で中止となり、本番を迎えることができなかった。また、当時は「女子は舞台には立てない」との決まりだったため、「兄(功樹さん)が踊るのを見て、自分も踊ることができたらいいなと思っていた」という。
「関わることができるうれしさが一番で、舞うことで直接伝統に関われた。今後も途切れることなく継承できるよう、私も教えていきたい」と意気込んだ。
同日午前には「龍神祭」が、翌16日夕には新浜町の長浜海岸で、花笠に宿った神様に感謝し、花笠と共に海に帰す「笠流し」の儀式があった。