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林道整備に有効活用を

本紙掲載日:2022-08-18
8面
感謝状を手にする中国木材の堀川社長(右)と目録を受けた十屋市長

中国木材、日向市へ寄付−企業版ふるさと納税

 国内最大手の製材メーカー「中国木材」(堀川智子社長、本社・広島県呉市)はこのほど、企業版ふるさと納税制度を活用して日向市に300万円を寄付した。

 同社は2014年に同市に進出し、同市竹島町の日向工場で製材と乾燥加工、バイオマス発電所(15年)、集成材工場(16年)、第二製材工場(19年)を稼働させている。事業所全体の社員数は約370人。うち300人以上を地元から採用している。

 贈呈式は市役所であり、堀川社長、日向工場の林亮司副部長が訪問。堀川社長は十屋市長に目録を手渡し、「環境に貢献し、日本の林業を活性化したい。寄付が林道整備のプロジェクトに有効活用されることを楽しみにしている」とあいさつ。十屋市長は堀川社長に感謝状を贈り、「圏域の林業振興の貢献に感謝したい。森林整備を進め、循環型の森林づくりに力を注ぎます」と謝辞を述べた。

 市は、18年度から企業版ふるさと納税の受け入れを始め、20年度から第2期市総合戦略に関わる事業の受け付けを開始した。今年度はすでに同社を含め計12社が総額約2780万円を寄付している。今回の寄付金は、活力を生み出すにぎわいづくり事業のうち、林道管理事業に活用するという。

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