対面形式で就職説明会

例年より多く県内企業５５社出展

　県内での就職を希望する一般求職者や新規学卒者（高校卒業予定者を除く）を対象にした県就職説明会が６日、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センターであった。県内に事業所のある製造業、建設業、医療福祉などさまざまな企業５５社が参加。市内外から訪れた一般求職者や就職活動中の学生らと対面形式で業務概要の説明や面談を行った。

　会場入り口には、パンフレットコーナーが設置され、来場者は気になる企業のパンフレットを手に取り、事前に情報を収集するなどしていた。各企業のブースでは、業務内容をイメージできるようにスクリーンを使って説明。来場者は、手元にある資料を見ながら、担当者の話に耳を傾け、メモを取ったり、質問したりしていた。

　企業のほかにも、ハローワーク延岡やヤングＪＯＢサポートみやざき、みやざき若者サポートステーションなど就労支援機関も参加。就職活動での悩みを相談する姿が見られた。

　県によると、延岡会場では１００以上、都城会場と宮崎会場を合わせると２００以上の企業申し込みがあり例年より多く、人材不足やコロナ禍の影響でマッチングする機会が少なかったことが理由として考えられるという。

　毎回出展しているという企業の担当者は「若くてやる気のある方を求めている。宮崎の魅力を全面にアピールしながら高校だけでなく県外にも募集をかけている」と期待。

　県外の大学に通っている延岡市出身の女性は「Ｕターンを希望している。延岡に住んでいても知らない企業、名前は知っていても業務内容が分からない企業があり、今回の説明会で、働いている人の声を直接聞けて良かった」と話した。