自主検査で登録−医療負担軽減へ、運用を変更

対象を拡充−県陽性者登録センター

　県は１７日、県陽性者登録センターの運用について、医療機関の負担軽減を目的に抗原検査キットの配布対象者を、有症状で６４歳以下かつ基礎疾患のない人に拡充した。また、同センターの登録対象を６４歳以下で基礎疾患のない人に変更した。

　これまで同キットの送付、直接配布を受けられるのは、有症状者のうち３９歳以下で、基礎疾患のない人としていたが、医療機関の負担軽減のために同センターの対象を拡充した。

　これに伴い、同キットで陽性が判明した場合に同センターに登録できるのも６４歳以下で基礎疾患のない人に変更した。高齢者や基礎疾患を有する人ら重症化リスクが高い人は、受診が望ましいことから、対象者から除外した。


◆抗原検査キットを配布−３日間、各日１００セット−日向市

　医療機関の負担軽減を目的に自主検査で新型コロナウイルスの陽性登録を受けられる県陽性者登録センターの運用に伴い、日向市は抗原検査キットを同市本町の日向警察署跡地（市役所臨時駐車場）で配布する。

　配布対象は、６４歳以下の日向市、門川町、美郷町、諸塚村、椎葉村の住民で、発熱やせき、喉の痛みなどの症状があり、基礎疾患がなく、重症化リスクが少ない人。
配布日は、２１、２８、９月４日。時間はいずれも午後１時〜４時（開場は同０時３０分）。配布数は各日１００セット（同一世帯５セットまで）。ただし、上限に達し次第受け付けを終了する。予約は不要だが、住所、氏名などを記録するため運転免許証が必要。

　受け付けは、自家用車でのドライブスルー形式で、二輪車や徒歩では受け付けない。市は、運転に支障がない人が来場することを呼び掛け、自家用車のない人、運転に支障がある人は、県の検査キット配送事業を利用してほしいとしている。