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コロナ禍や物価高騰、克服へ支援を

本紙掲載日:2022-08-29
1面
河野知事に要望を行う県商工会連合会の淵上鉄一会長

県商工会連合会、知事に要望案提出

 県商工会連合会(淵上鉄一会長、35商工会)は24日、新型コロナウイルス感染症や世界的な物価高騰などの影響を克服するための各種施策・支援事業、地域産業の活性化や振興施策などを求める要望書を河野知事に提出した。

 淵上会長や川村義幸副会長ら役員が県庁を訪れ、淵上会長から知事に要望書を渡した。要望は、7月に宮崎市で開催した同連合会全県商工会長会で、35商工会と青年部、女性部の総意により決議。今月初旬に県市長会と県町村会にも提出している。

 要望書によると、「新型コロナウイルス感染症や物価高騰の影響を克服するための各種施策や支援事業」「構造的問題を克服するための地域産業の活性化策と地域振興策」「社会資本の整備促進」「経営指導員など補助対象職員と事務局長の設置基準見直しを含めた商工会の事務局体制強化」を柱に計22項目を求めた。

 淵上会長は「長引くコロナ禍に加え燃油・資材の高騰で厳しい状況。商工会としても事業者に寄り添って支援しているが、われわれの努力だけでは足りない。中小企業や小規模事業者に対し、より一層の力添えをお願いしたい」とあいさつ。

 河野知事は「長引くコロナに燃油高・物価高、円安の影響と厳しい状況が続き、経済と暮らしを回復することが大きな課題。国の対策を活用しながら県としても取り組んでいきたい。しっかり受け止めて、できる限りの対応を図っていきたい」と話していた。

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