ホタルの幼虫飼育法学ぶ
本紙掲載日：2022-12-21
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餌の選別や観察など体験−延岡北川小
延岡市立北川小学校（大��陽子校長、１０２人）の３年生１８人はこのほど、ホタルの幼虫の飼育方法を学んだ。
総合的な学習の時間の一環。自然への興味や関心を高め、ふるさとの北川を守る心を育むことが目的。門川高校のホタルプロジェクト班の吉田巧顧問（６７）と北川やっちみろ会長井支部会員の竹林国興さん（７４）が来校した。
吉田顧問は同校で生まれたホタルの幼虫２００匹を提供。幼虫は来年３月ごろに陸に上がって土の中でさなぎになり、５月には成虫になることを説明した。北川小では一昨年、昨年にも幼虫を育成したが、成虫に育たなかったという。吉田顧問は「ぜひ成功させてほしい」と呼び掛けた。
その後、児童はトレーに入ったホタルの幼虫と餌になるカワニナを選別。他の児童は吉田顧問と竹林さんの手ほどきを受けながら、ホタルを飼育する水槽やカワニナの餌となるキャベツの準備作業に取り掛かった。幼虫を水槽に入れると児童は興味津々に水槽をのぞき込み、幼虫の様子をじっくりと観察。最後には、吉田顧問から水替え時の指導を受けていた。
小野新さん（９）は「水替えや餌やりをちゃんとして、きれいに光るホタルになってほしい」と話していた。
２月には幼虫がさなぎになるために陸に上がる「上陸行動」のための装置を製作する予定という。