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港小学校でものづくり体験教室−野口遵顕彰会

本紙掲載日:2023-03-20
9面
ペットボトル風力発電機に扇風機の風を当てて発電を確認する港小の児童

 野口遵顕彰会(吉玉典生会長)の「ものづくり体験教室」が8日、延岡市立港小学校(猪上貴史校長、13人)であり、5、6年生5人がペットボトル風力発電機の製作に挑戦した。

 ペットボトル風力発電機は、発電機の軸に取り付けたペットボトル製のプロペラが回ることで、LED電球を点灯させる仕組み。講師を務めた同会の田中公宜理事から説明を受けた児童はまず、ペットボトルを上下に切り分け、キャップの付いた方に切り込みを入れてプロペラを作成。プロペラに発電機を接続し、手動で羽根を回して電球の点灯を確認した。

 児童たちは、田中さんから「取り付けを間違えると点灯しない」「羽根のねじり具合でプロペラの回り方が変わる」といった注意点を聞きながら少しずつ改善を重ね、最後に土台や尾翼を取り付けた。出来上がった5台の風力発電機が、扇風機の風を受けて電球に光をともすと、教室には歓声が響いた。

 5年の片平青さん(10)は「風の受け方で光の強さも変わるところが面白かった」と感想。田中理事は「これを機に風力発電、自然エネルギーへの理解を深めてもらえれば」と児童たちに呼び掛けた。

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