夜桜と音楽楽しんで

２７日、花宵クラシック・コンサート−延岡・城山

　ライトアップされた桜をめでながらオーケストラ演奏と歌を楽しむ「花宵クラシック・コンサート」が２７日午後６時３０分から、延岡市の城山公園二の丸広場で開かれる。出演は延岡フィルハーモニー管弦楽団（北林鉄平代表）と、ひむかオペラの会（後藤紀子会長）。指揮は同楽団音楽監督の椛山達己さん。先着５００人限定で入場無料。「気軽に楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。

　延岡フィルハーモニー管弦楽団は、市民オーケストラとして同市を拠点に活動しており、昨年、創立３０周年を迎えた。団員は現在３０人。フルオーケストラでの野外コンサートは今回初の挑戦となる。北林代表は「コロナ禍ではあるが、困難な時でも楽しむことを忘れず、文化の灯をともしたい。多くの人に一緒に楽しんでもらいたい」と話している。

　県北ゆかりの声楽家らでつくるひむかオペラの会は昨年、結成１０周年を迎えた。今回は後藤会長（ソプラノ）をはじめ、米良利恵子さん（同）、山川有希子さん（同）＝特別出演＝、岩元徹さん（テノール）＝同＝が出演。後藤会長は「皆さん一度は聞いたことがある曲ばかり。ぜひお子さんも一緒に、お花見がてら気軽に楽しんでほしい」と話している。

　曲目は喜歌劇「こうもり」序曲、歌劇「カルメン」より「ハバネラ」「闘牛士の歌」、映画「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー、映画「天空の城ラピュタ」より「君をのせて」など１０曲を予定している。

　「国文祭・芸文祭みやざき２０２０」さきがけプログラム（文化庁など主催）の一つ。当日は二の丸広場の一角にステージを設置し、周囲の桜をライトアップする。

　開演１時間前の午後５時３０分から来場者の受け付けを開始し、先着順に入場してもらう。また、新型コロナ感染対策として来場者にはマスク着用を求める。

　同６時すぎには県シンボルキャラクター「みやざき犬」が登場し、国文祭・芸文祭みやざき２０２０をＰＲする予定。

　雨天時は、会場を同市本小路のカルチャープラザのべおか多目的ホールに変更する。なお、感染状況により中止となる場合がある。